記事

各社がリリースする「スマートスピーカー」、企業はどう捉えるべきか?

こんにちは、アクトゼロの山田です。今年後半のトピックスとして注目なのは、様々な企業が続々とリリースを始めた「音声アシスタント」搭載のデバイスではないでしょうか?今のところスピーカーの形態を取っているものが主流であるため「スマートスピーカー」と呼ばれており、今後私達の生活を大きく変える可能性を秘めています。

今回は、そうしたスマートスピーカーが生み出す次世代のライフスタイルを企業はどう捉えるべきか、その辺りを少し考えてみたいと思います。

スマートスピーカーとは何か?

まずは音声アシスタントを搭載したスマートスピーカーとは何かというのを、簡単におさらいしてみたいと思います。平たく表現するならば、ユーザーが話しかける声をトリガーとして、さまざまな機器を制御したり、必要な情報を収集してユーザーにフィードバックするAIといえるでしょう。当然、声や音でコミュニケーションを取ることになるため、スピーカーだけでなくマイクも内蔵しています。

001

こうしたスマートスピーカーの代表格として、「Amazon Echo」が挙げられます。これは、米Amazonが他社に先駆けてリリースしたもので、音声アシスタントの「Alexa」が搭載されています。今のところ日本では未発売ですが、年内の発売がアナウンスされており、すでにプレ予約も始まっていることから、間もなく買えるようになるでしょう。

002

他にも、すでに日本で購入できるスマートスピーカーというところでは、Googleの「Google Home」やLINE「Clova Wave」があります。「Google Home」ではすでにスマートフォンなどでもおなじみの音声アシスタントが搭載されており、知りたい情報の検索や天気・ニュースなどといった基本的な機能が充実しており、一方の「Clova Wave」は音声でLINEのメッセージを送ったり、赤外線を使ったテレビの操作ができたりするという、日本発の製品らしい特徴を備えています。

003

今後は、Apple社もスマートスピーカーの発売を予定していたり、GoogleやAmazonの音声アシスタントを搭載したサードパーティ製品も登場したりすることから、この分野の盛り上がりはまだまだ続きそうな状況です。

まずは「音声」という切り口

こうしたスマートスピーカーの分野をビジネス視点で見た時に、どのように捉えるべきかというのを考えてみましょう。まず企業として考えるべきは、やはり、「音」や「声」を通じて自社のサービスを提供できるかということではないでしょうか。

004実際、こうしたデバイスが発売されて、いち早く対応したサービスというのは、音声で伝えられるコンテンツを持っている企業や業界でした。例えば、放送業界(放送局)は、すでにサイマル放送で流している番組を音声アシスタント向けに提供を始めており、最新のニュース等を配信しています。こうした音声として自社のサービスを提供できるかどうか、というのが第一の視点と言えます。

005

ただ実際のところ、音声で自社のサービスは提供できないよ…という企業がほとんどだと思いますので、第二の視点を持つ必要があります。それは、スマートスピーカーを広告媒体として捉えるという視点です。

動画をイメージしてもらうと分かりやすいのですが、目的の動画を再生する前(プレロール)や再生中(ミッドロール)に動画広告が流れるという、あのような形態です。
つまり、音声でのコミュニケーション機会が増えるに従って、その音声情報の前後等に広告を流すことが可能になると考えられます。イメージとしてはラジオCMが近いと思うのですが、スマートスピーカーの場合、ユーザーの話しかけた内容によって嗜好性や興味関心を把握することができますので、精度の高いターゲティング広告を接触させられるようになると考えられます。

この視点であれば、あらゆる企業にとってマーケティングの機会としてスマートスピーカーを捉えられるといえるでしょう。

このように、音声という比較的レガシーな形態のように思われますが、オンラインに接続しているだけで、マーケティングの新たな可能性を感じることができます。

まだまだスマートスピーカーが一般化しているとは言えない状況であるため、マーケティングで活用出来るようになるのは、もう少し先になりそうな状況ですが、着実に生活に密着するものとなっていくでしょう。

そうした未来を見据えて、このあたりの動向は常に抑えておきたいところです。

あわせて読みたい

「スマートスピーカー」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    「安倍晋三記念小学校」嘘と判明

    和田政宗

  2. 2

    籠池氏の嘘 拡散した朝日は無視?

    和田政宗

  3. 3

    よしのり氏「罠にはまった文春」

    小林よしのり

  4. 4

    希望維新の合流進めたい安倍首相

    NEWSポストセブン

  5. 5

    内田樹氏の安倍政権分析に納得

    マガジン9

  6. 6

    山口組の自虐的川柳が傑作ぞろい

    NEWSポストセブン

  7. 7

    詩織さん事件 超党派議連が追及

    田中龍作

  8. 8

    日本が核禁止条約に署名しない訳

    河野太郎

  9. 9

    よしのり氏 山尾氏の改憲案見よ

    小林よしのり

  10. 10

    ISを「破門」しないムスリム社会

    SYNODOS

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。