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ガソリン価格の遠い夜明け

WTI原油先物は、バレル57ドルを軸に推移している。

その主因としては、皆さんご存知のようにサウジ王室のゴタゴタ。ムハンマド・プランによって原油価格は一時的か否かはわからないが、上伸している。

今現在のムハンマドラリーについて、30日にウイーンで開催されるOPEC総会での減産協調維持(見通し)が主因として報道されている節があるが、実質的には、ほぼほぼ関係ない。減産規模が大きくなるわけでもないし現状追認、といったところで、さらにはナイジェリアやリビアの増産体制を見ても分かりますよね。

まぁこのエリア+ロシアの協調路線というのは、グダグダな協調減産合意に終始するのが関の山なわけです。昨年も薄氷の減産合意について、という記事を更新したが、以下のように記載させていただいた。

単調なトレンドは描きにくく、狭いレンジでのボックス圏(49‐52とか)を形成できれば御の字

で、実際に年間通してほぼほぼそうだったわけでしょう? まっ、分かりやすい訳です。今回は現状追認のOPEC期待ではなく王室内での粛清によって上振れした、というのが実際のところ。

まぁ原油価格の上昇は、世界経済におけるインフレ率の上昇、ならびにそれに対する先進各国中銀の引き締め政策、はたまた国民生活におけるガソリン価格に多大な影響を及ぼすのでいちおー見ているのは見ているわけです。 

年末のFRB利上げ(見通し)も、今回のサウジ王室騒動によって、先手利上げのような形になり、それが正当化される可能性がでてきた。まさに渡りに船、といったところ。

国内ガソリン価格について

で、それに絡んだ話として、国内ガソリン価格の話。個人的には、1週間‐10日の間に1度は給油するんだけど、先日は大体45ℓくらい入れた。安いスタンドにいくので、小売り単価は(ハイオク)リッター135円。 そのうち、税の内訳に限っていえば以下。

・ガソリン税 53.8円/L=(ガソリン税28.7円+暫定税率25.1円
・石油税 2.04円/L

・現在の地球温暖化対策税 0.76円/L (段階的に増加しているステルス増税。平成24年10月1日・平成26年4月1日・平成28年4月1日と増税されたが大きく議論されない)
・消費税 8% (将来的にも引き上げられる見通し)

つまり税率は49.33%ガソリン代の半分は税金という事です。

よく議論になる暫定税率(25.1円)に限っては、1974年から課税されており、暫定という事から2007年度末までに終了、という事になっていた。それでも33年間、、

がしかし、「暫定税25.1円」のみの箇所で主要な税収(全体の約5%)となっていることから、それ以降も継続しており、現在の暫定期限は来年2018年3月末までとなってはいるものの、これらの理由からそれ以降も、「恒久税」として課税される見通しとなっている。

この「名ばかり暫定税」を廃止する、といった民主党の部隊がいたが、今となっては一時的な蜃気楼だったという事であり、現在ではここの箇所を論点にする政治家は皆無、といった状態に陥っている。

これら自動車関連の税金をカバーするため、各自動車メーカーも自社努力で高燃費車を提供しているが、若者のクルマ離れはもはや慢性化しておりEV時代の足音が近づいている。

ちなみに自分は先日、約45ℓ給油した、といったが、支払総額は約6,075円、(ほぼ週1~10日間に1度のペース)

繰り返しになるが、その内訳はガソリン本体価格3,078円と税金2,997円という構成。税率は上記のように49.33%という事になります。暫定税率は名ばかりであり、温暖化対策税はこっそり上昇しており、消費税も上がっていく。ガソリン価格の遠い夜明け、といったところになる。

※政府日銀としてもインフレ率上昇にこだわっているで、構成主因であるエネルギー価格を下げる意図はさらさら無いように思え、逆に上昇させたい意向すら感じられる。原油価格がこの先下落しても、ガソリン価格が急激に下がる事はないように思える。黒田日銀による、実質的な通貨安政策も継続中。

さらに言うのであれば、現政府日銀の下、ここ最近ではTV報道においてもガソリン価格が採り上げられる事はなくなった。政府日銀の目指す中身のない物価上昇率はそれほど重要なのだろうか。

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