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世界の合法大麻市場、2021年には3.5兆円規模に成長の見通し

Forbes JAPAN 編集部 , Forbes JAPAN

世界の合法大麻市場は、2021年には314億ドル(約3兆5700億円)規模にまで成長する見通しだ。現在の市場規模はおよそ77億ドルと推定されているが、合法化する国が増えると見られる中で、今後60%の年平均成長率(CAGR)が予想されている。

大麻専門の市場調査会社、米ブライトフィールド・グループの報告書によると、現在は大麻の世界市場における売上高の90%を米国市場が占めている。だが、この割合は2021年には57%に縮小すると見られている。カナダで2018年7月までに嗜好(しこう)用大麻が合法化される見込みであり、市場の拡大が期待されることが主な理由だ。

カナダは大麻企業の多くが医療用の製品を手掛け、欧州や中南米向けに輸出している。そして、輸入している両地域でも、医療用大麻を合法化する国が増加している。9月に連邦議会選挙が行われたドイツでは、連立政権の樹立に向けた協議の中で嗜好用大麻の合法化が検討されており、各党は合意に達する見込みだと伝えられている。

医療用大麻の合法化を目指す国の間では、カナダの制度を参考にする例が増えているという。ただ、カナダにならって医療用大麻を認めた場合、製品は高額になることから、市場は規模・範囲ともに一定程度の成長までにとどまることになる。また、カナダの医療用大麻の多くを占めるオイルは、食用の製品に比べて顧客の忠誠度が低いことも分かっている。

一方、国連薬物・犯罪事務所(UNODC)の報告書によると、欧州で「過去1か月間に大麻を使用した人」の割合が最も高い国の一つとなっているのがスペインだ。同国の市場規模は、2021年には2億600万ドル規模になると予想されている。

市場規模に関する予測は、政策改革がどのように進展するかに左右されることになる。ブライトフィールドの主任研究員、ベサニー・ゴメスは、報告書には「保守的な」見通しを採用していると強調する。「高すぎる評価に基づく数字を示し、ヘッドラインを飾ることがないよう努めている」という。

ゴメスはまた、大麻市場には今後、大きな成長の可能性があると指摘する一方、投資家や起業家は世界市場への投資について、慎重になる必要があると警告している。「数多くの機会がある。だが、注意しなければならない。宣伝の大半には誇張が含まれている」という。

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