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トランプ大統領アジア歴訪をめぐる日中韓の思惑

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トランプ大統領は日本で歓待を受けたあと第二の訪問国、韓国に向かい、その後、中国では習近平国家主席が待ちかまえます。この色濃い3か国を回るトランプ大統領の顔は「百面相になる」のではないか、と想像しています。日本はニコニコ、韓国は怒!、中国では苦悩の顔つきであります。

それは国家間関係の前に各国国家元首とトランプ氏との関係をまず考えるべきでしょうか?トランプ氏自身は偉大なるアメリカを地で行くタイプであり、時には圧力も含めた様々な「チカラ」で相手を圧倒しようとするタイプです。

安倍首相は民主主義で選ばれた政治家として誰とどう対応したらよいのか、歴史と未来、政策と世論の反応を考えきちんと行動します。そこにはアメリカと築き上げた関係を維持強化するというニッポン株式会社の政治版のようなものがDNAとして引き継がれており、首相はきっちりこなすタイプであります。

一方で韓国の文在寅大統領は非常に厳しい立場にあるように感じます。それは朝鮮半島の歴史が常に日中を天秤にかけていいところどりする歴史だったように文大統領は今、アメリカと中国の間に挟まれて苦渋の選択を求められています。トランプ大統領はそれこそ「踏み絵」を迫る気がしますが、文大統領は微妙なところで合意、中途半端な共同声明を打ち出す気がします。その後、文大統領はお得意のムービングゴールポストでまた、どちらともつかない中途半端なポジションに終始するとみています。

習近平国家主席はどうでしょうか?第二期目を圧倒的なサポート体制でスタートさせたばかりであるこの時点で習氏がまずとることは「中国の偉大さ」と「圧倒的な潜在能力の誇示」だろうと思います。つまり、トランプ大統領が驚愕するほどの習近平流エンタテイメントを演出するだろうとみています。

その意味は中国は既にアメリカと対等、あるいはそれ以上のポジションを取りつつあるという示威であります。今回の訪中においては故宮を貸切るというとんでもない大仕掛けをしているのもその表れでしょう。

習国家主席にとって訪問者であるトランプ大統領をどうもてなし、機嫌を取り、しかし、おおっと思わせるのか、これがすべてであって、北朝鮮問題は国家元首同士の火花飛び散る覇権争いの中の俎上に上がりやすい一つのテーマにすぎないのでしょう。

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