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座間9遺体事件、容疑者はネットを駆使して接近 アーサー牧師「難しい局面に来ている」

 神奈川県・座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件。捜査が進むにつれ、白石隆浩容疑者がインターネットを駆使して自殺願望者の女性を巧みに誘い出していたことがわかってきた。

 座間市のアパートに引っ越す以前、新宿・歌舞伎町でスカウトとして働いていたという白石容疑者。関係者によると、所属していたスカウト会社は主に街頭には立たず、インターネットで募集・面接を行っていたという。

 捜査関係者への取材から明らかになった白石容疑者のものとみられるツイッターは、「首吊り士」と名乗り今年9月に開設。その投稿には、女性に近づく具体的なやり取りが書き込まれていた。目立つのは自殺願望のある人に首つりを勧める言葉で、白石容疑者は警察の取り調べにも「殺害した9人のほとんどとツイッターを通じて知り合った」と供述している。

 ある種、白石容疑者が“引き寄せた”とみられる自殺願望のある人たち。自殺者数の推移(出展:厚生労働省)だけを見れば、2003年の3万4427人から2016年の2万1897人と年々減少しているが、アーサー・ホーランド牧師はその裏に多くの人がいることを指摘する。


 「自殺をした人の背後には、10倍の自殺未遂者がいると一般的に言われている。心を病む人が多くなってきた今の世の中で、悩みを持っている人は多い。牧師をしているからそういう子たちの声を良く聞いている」

 「『自殺したい』と口にするのは、ある意味で話を聞いて欲しいということを訴えている。本来は自殺を止めて生きていこうという気持ちに切り替わるチャンス」と述べた。

 今回、容疑者と被害者を繋いだのがSNSだ。その点について「心が弱っている人をSNS上で探しまわっていたとしたらまるでハゲタカのようだ」とし、被害者の心理としては「顔が見えない相手と文字でコミュニケーションを取ると、言葉の中の優しさからいろいろ想像して『私の話を聞いてくれる人なんだ』と心を開いてしまう危険性がある。SNS自体は良いツールだけど、悪いように使われるのは残念」と、危険がはらんでいることを訴えた。

 事件を受けては「ネット上にも自殺志願者の受け皿が必要」との指摘もある。「ネットでは実態が見えないから、直接話し合うのが基本ではある。自殺願望のある子なら、家庭の中でおかしいなと周りが見てくれる。『どうしたの?』『ちょっと話そう』といった時間を取ってあげたり、相談できなかったり悩んだりしているから周りが気にかけてあげることが大切。ただ、ネットの場合は会う接点がない。SNSを使って、救いに導いてあげないといけない難しい局面に来ている」とアーサー氏は見解を述べた。

(AbemaTV/『けやきヒル’sNEWS』より)


『けやきヒル’sNEWS』は毎週月~金曜日 12:00~13:00「AbemaNews」チャンネルにて放送!

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