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適切な医療と医療費 心配だからと入院することが本当はよくない場合 

前回の記事に連動します。

様々な場合で患者さんは入院します。それこそ何かあったらという安全確保、副作用監視のために日本では最初の抗がん剤治療の時よく入院させています。

アメリカでは最初の抗がん剤治療でも可能な限りほとんどの場合外来で行なっています。状態が悪化した場合その時入院すればいいという感覚と、そして病院周りにホテルがあり入院して治療するより安くなる、いやアメリカの医療費が高すぎるというのが原因です。

どちらにもメリット、デメリットがあります。

デメリットは家族の負担が増えること。そして一番のデメリットは状態が悪くなったらすぐに入院させれない可能性が今の日本にあるというのが一番の理由です。ベッドを埋めるようにという上からの指導が厳しい今の時代、ほぼいつも病院は満床が続きます。それこそ化学療法に慣れていない空いている病棟に入院させても、看護師の経験がないためかえって危険になってしまうという言い訳もそこに存在します。血液患者等の難しさです。

メリットは医療費が下がる可能性、家族と一緒にいる時間が長くなるためせん妄含む様々な精神状態の悪化が起きにくい、周りの経済活性化などです。ただ患者が我慢し続けてしまい状態が悪化する危険もあるのですが。(ここで出てくるのがかかりつけ医、在宅医、看護師の力ですが、まだ整備はできていません)

必要な時には入院し、できる限り早期に退院させる。これをしっかりやることが一番です。

今どちらのグループも自分たちの方が優れていると言い続けています。外来で全部行うには緊急ベッドを確保すべきだし、入院でやるのなら高齢者のせん妄予防、フレイル予防をしっかり対策する必要があります。でもどちらもそういう細かいこことを行わず自分の理想でしか喋りません。そしてその結果状態は放置が続き、患者には不満が続きます。

薬は進歩しています。医療は進歩しています。ただ医療者の対応がついていけてません。今後どのような患者を入院させるのかどうか含めて考えていかなければいけません。ただそうするとおそらくベッドに余裕は出ると思いますが、きっといくつかの病院は潰れるでしょう。本当しっかりした計画を立案しながら実行してほしいです。

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