記事

血液疾患のセカンドオピニオン どこで緩和治療に移るかは本当難しい

血液疾患に関してネットで相談、一つのセカンドオピニオンをやっています。(セカンドオピニオン ルールを決めて 被災地へのふるさと納税お願いします

今回またある方から相談を受けました。

5年以上前に発症した多発性骨髄腫。PSは1(しっかり自分で歩いて自分の身の回りのことはできる)、認知はなく、貧血、腎障害、肝障害が血液検査で認められています。

治療はRd(おそらく2次治療?)で効果がなくなった上、副作用が出現したとのこと。輸血依存性で医師からは抗がん剤を使わない緩和療法のみを勧められたのことです。しかし家族、本人はまだ諦めていない。どうにかして治療はないか、いやどうしたらいいかという問い合わせでした。(実際は何か民間療法でもいいのはないかという質問)

本人の血液検査を確認し、主治医が緩和のみを勧めた理由も理解できました。その上でもちろん民間療法は否定しましたが、私ならもう一回別の治療を行うと提示しました。(ポマリドマイドです)そう同じ患者さんに対して緩和をするかどうかののレベルぐらい難しい状態になると医師でも意見が異なってきます。実際再発後の治療のエビデンスは様々な血液疾患で乏しいのが実情で、それゆえ医師それぞれで考えが変わるのです。

ここでの数字は今回相談者には出していませんが、この患者さんのような血液疾患再発後の抗がん剤治療の一般的な反応確率について例示します。

治療を行うことで、早期死亡する確率が高くなる(2割前後)
治療にしっかり反応して今よりもいい状態になる(3割前後)
治療で今の状態が維持できる(3割前後)
治療しても病気の悪化が止まらない(2割前後)


最初と最後が治療しても変わらない、いや悪化する確率です。概ね4割前後。そして治療にメリットがある確率6割との天秤になるのですが、5年治療した80代の男性という条件を入れると、うまくやらないと正直治療のメリットは5割いかないかなと感じました。いや治療することでの寝たきりを発症する恐れがあると想定するとメリットはもっと下がります。
>厳しい戦いではありますが、勝機がないわけではありません。頑張ってください。

私が最後に家族に出したメールの文面です。ここまで説明してまだ負けたくない、そして医師も戦う手段があるし戦えると判断すれば抗がん剤を使わない緩和のみを私は選びません。その上でもういいよと言われたら苦しくないように緩和をしっかり行っていきます。そこに抗がん剤をどうしても入れてしまうのが血液疾患なんですが。(高齢者抗がん剤治療 多発性骨髄腫を例に:この時点から3つ新しい薬が出ていますし4つ目も出ます)

この時点でお金の要素は考慮していません。本当医学の進歩と医療費削減のバランスは難しいものです。

あわせて読みたい

「医療」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    配達が無言 ヤマトAmazon撤退で

    山本直人

  2. 2

    覚悟ない子連れ議員にがっかり

    宮崎タケシ

  3. 3

    国民を馬鹿にした昭恵夫人の一言

    天木直人

  4. 4

    慰安婦の日制定で日韓合意は破綻

    木走正水(きばしりまさみず)

  5. 5

    事故物件の住人が明かす恐怖体験

    AbemaTIMES

  6. 6

    詩織氏に届いた女性からの非難

    女性自身

  7. 7

    乳児連れ議会への批判はおかしい

    駒崎弘樹

  8. 8

    レコ大も紅白も1年間休止すべき

    メディアゴン

  9. 9

    「選挙の鬼」支える「普通の人」

    畠山理仁

  10. 10

    コンビニのエロ本販売中止に賛否

    AbemaTIMES

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。