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「9条への自衛隊明記は危ない」あらためて強調

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総選挙の結果を受け、与野党8党の代表者が10月23日、NHKの特集番組に出演し、今後の政治課題について討論した。社民党から吉田忠智党首が出席した。

議論は憲法問題が中心的論点に。9条に自衛隊を明記する安倍首相の提案について吉田党首は「歴代自民党政権の自衛隊合憲との解釈との整合性はどうなるのか」と疑問を呈するとともに、「自衛隊を書き込むことはそれ(違憲の戦争法)にお墨付きを与えることになる。(戦力不保持・交戦権否認の9条)2項を空文化させることになる」とあらためて強調した。

自民・萩生田光一幹事長代行は「何かあったときは、違憲かもしれないけれど国民を守ってくれというのはあまりにも無責任」と、首相の選挙中の発言引き写しの感情論を展開し、問題をすり替え。「専守防衛の自衛隊であることにいささかも変わりない」とも述べ、集団的自衛権行使容認の事実を無視してみせた。

立憲民主・長妻昭代表代行は、自衛隊明記はフルスペックの(限定のない)集団的自衛権行使の合憲解釈につながりかねないとして「立憲主義、国家権力に歯止めをかけるという観点から自衛隊を憲法に明記することは否定的」と発言。

希望・樽床伸二代表代行は「時代に合ったものにしていくべきというのが大前提。9条についても逃げることなくしっかり議論していくべきだ」と述べ、改憲に前向きの姿勢を示した。

国会での憲法論議に関して萩生田幹事長代行は「最大公約数で国民に提案する機会をつくっていきたい」と述べ、憲法審査会での議論を促進する方針を表明。

樽床代表代行は「スケジュールが大前提にあるとは考えていないが、議論を始めなければ何も始まらない」と首相の口ぶりそのままに応じ、改憲以外の選択肢は存在しないという態度をとった。

(社会新報2017年11月1日号より)

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