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今なお国民は憲法9条へ「自衛隊」の明記に賛成していない 書き込まれた場合の戦争への危惧は現実のもの

 安倍氏は、選挙が終わるや、さっそく9条改憲に向けて議論しようなどと言っています。選挙期間中にはほとんど9条改憲については触れてこなかったにも関わらず、「圧勝」するやあからさまに閉ざしていた口を開くのは、ペテンの類です。

 大義なき解散をやってのけて、そういった自ら設定した「争点」(公約)すら有権者に語りかけないというやり方は、すでに解散によって得られた議席に正当性がないことを示しています。

 有権者に語り掛けといっても選挙中の演説は、集まってきた有権者に対して語り掛けるものですが、安倍氏や自民党候補者の前に集まってきた人たちは主には自民党支持層です。その自民党支持層に対してすら、憲法9条改憲を訴えることができないってどういうことでしょう。
 その本音ははっきりしていて、憲法9条改憲を訴えれば票が減るからです。

護憲派は負けたという短絡思考であってはならない 改憲派が改憲を隠すのは票が減るからという姑息さ

 共同通信が行った世論調査結果が報じられています。
9条に自衛隊明記、52%反対(共同通信2017年11月2日)
「憲法9条に自衛隊を明記する安倍晋三首相の提案に反対は52.6%で、賛成38.3%を上回った。」
これだけ自民党が「圧勝」しても、世論は逆の立場を示していますが、安倍政権が9条改憲を押し進めようとすればするほど、危うさを感じているということです。安倍内閣の支持率が50%弱と「上昇」したにも関わらず、なおも憲法9条改憲反対が多数を占めているのは、安倍内閣、自民党支持しているという人たちの中にも「自衛隊」明記に反対という強固な層があるからです。

 憲法9条の意識については、明らかに自民党との間にはずれがあり、しかし、それを承知の上で改憲を押し進めようというのが安倍自民党です。

 安倍政権は、北朝鮮の脅威を煽るだけ煽っていましたが、いつの間にか静かになってしまいました。双方ともに煽り行為をエスカレートさせたとしても早晩、息切れすることは誰もが想定していたことでしょう。選挙対策のためだったということは麻生氏が認めています。

 北朝鮮への対応のために憲法9条の改憲は不要で、なお改憲したいというのは海外派兵を本格化させたいという思惑があるからです。
 安倍氏自身は軍服を着たくて仕方ない人ですし、中国や韓国、北朝鮮に対してもあからさまに敵意を見せていますから、その言動は国益を損ねるだけでなく、平和の破壊者でもあります。

 「自衛隊」が憲法に明記されれば、今以上に自衛隊が国家や社会の中で幅を利かせるようになります。
 自衛隊が実はどのような思想(イデオロギー)を持っているのかご存知ですか。
 観閲式は未だに「陸軍分列行進曲」を用いているのです。

 帝国陸軍で用いられていたものを何故、この平成の世になるまで使い続けるのですか。
 57分頃から始まります。


 戦後の平和を守る自衛隊?
 それならば、このような軍国主義の臭いがプンプンするような陸軍分列行進曲(海上自衛隊は「軍艦行進曲」)などを用いるのは止めたらいかがですか。

 こちらを聞けば、これが大袈裟でないことはよく分かって頂けると思います。


自衛隊って帝国軍隊なの?

安倍政権による9条改憲を「黙認」するようなことがあってはなりません。

本当に、子や孫を戦地に送り出したいですか、憲法9条改憲はそこが問われています。


大風でイチョウは散ってしまったが…

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