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野党質問時間削減とは、全く「謙虚」ではない

自民党が、国会での野党の質問時間を削減し、与党分を拡大するように、野党側に提案する方向で検討に入った、と報じられています。

衆院選で多数を占めた後、安倍総理や各閣僚から、「謙虚」にということばが連発されましたが、やはり言葉だけで、全く謙虚とは逆のことをしていることになります。

与党は、法案の作成過程で議論する機会があるため、衆院予算委員会などでは、与党と野党で「2対8」に配分することが慣例になっています。自民党内では、11月1日召集の特別国会を延長し、野党側が求める所信表明演説や代表質問、予算委員会の実施と合わせて、質問時間の割り当て見直しを提示する案が出ている、ということです。

特別国会で審議をすることは、「国難」だといって解散したのですから、当然のことだと思います。それと引き換えのようにして、野党の質問時間を削減することは、立法機関の国会が、行政である政府をチェックするという本来の意味に反することになります。

安倍総理が、「これだけの民意を頂いた。我々(自民党)の発言内容にも国民が注目しているので、機会をきちんと確保していこう」と、萩生田幹事長代行に述べた、とのこと。国会審議は、野党が政府をチェックするために鋭い質問をして、民主主義の基になる建設的な審議をする、野党の活躍の場であるはずです。

今回自民党が提案しようとしている議席数に応じた質問時間の配分では、政府の言い分に迎合する質疑ばかりになると、これまでの与党の質問をみていると思われます。イエスマンばかりが多く質問をするのでは、質疑が形骸化することを危惧しています。

質問時間を増やしたいという前に与党の質問内容を精査してほしいとも思います。目を離せない事態だと思います。

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