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落選者4人が座談会「希望の党とは“関ヶ原の西軍”だった」


【希望の党の「失敗の本質」を落選者が語る(左から多ケ谷氏、櫛渕氏、宮崎氏、田村氏)】

「反安倍政権」、「政権交代」を謳い、国民の希望の“受け皿”として発足したはずの希望の党はどこから失速したのか。民進党から希望の党に移り、先の衆議院選挙の小選挙区で敗退した宮崎岳志氏(群馬1区、前職)、田村謙治氏(東京16区、元職)、櫛渕万里氏(千葉3区、元職)、多ケ谷亮氏(千葉11区、新人)の4人が、希望の党「失敗の本質」を語る。

宮崎:「踏み絵問題」が大きかったですよね。希望の党の政策協定書には「現行の安保法制については憲法に則って運用する。そして不断の見直しを行なう」と書いてあった。ということは、違憲の運用はしないし、違憲なら改正すると読める。民進党が言ってきたことと同じなんです。ところが、サインする前日、新聞に“原案”と称するものが出てしまった。それには「安保法制は今のものを認める、憲法9条は改正します」と書いてあった。こんなモノにサインしたのかということになってしまった。

櫛渕:あれは大きかったよね。本来の政策協定書の合意文は全然違うんです。原案が独り歩きしたことで、ずっと言われるんですよ。

多ケ谷:それを広めたのはマスコミさんですよ。マスコミさんに足を引っ張られた部分が大いにある。しかし、それをはねのける力が党や私自身になかったことを反省しないと。

宮崎:誰が作った原案なのかもわからない。小池さんは決裁していないので、たぶん見ていない。

櫛渕:見てないのかな?

宮崎:チラっと見たかもしれないけれど。

田村:希望の党はメディア体制ができていなかったし、やれるキャパシティもなかった。

櫛渕:踏み絵によるリベラル派の排除が問題になりましたが、私は一度、メディアに出た排除リストに載っていましたからね。首相経験者とか大物議員の名前が並ぶ最後に私の名前が載っていました。

宮崎:2015年の安保法制投票も棄権していた若狭(勝)さんのほうが、よっぽどリベラルなのに。櫛渕さんより全然リベラル(笑い)。

櫛渕:そうなんだ(笑い)。そもそもリベラルって自由主義の意味でしょ。

宮崎:排除リストとか、どこから出た話なのかわからないんですよね。党内抗争の中でリークされた面があるんだと思うけど。

多ケ谷:結局、内ゲバだと思いますよ。民進党の内部分裂で、民進に残った参議院の人たちが暗躍した部分もあったと思う。後ろから撃つような行動はよくない。

宮崎:民進党との合流は、政権奪取のため小異を捨てた臨時の大同盟だったのに、それをぶち壊しにした。安倍政権を倒すために集まったが、結局一体として動けずに瓦解した。関ヶ原の西軍みたいなものです。反徳川としてはまとまったが、実際に戦になったら総大将の毛利輝元は(大坂)城から出てこない。小早川秀秋とはちょっと違うけれども、途中で立憲民主党がこっち陣営から出てきて内部から瓦解したわけです。でも、総大将はやはり小池さんしか考えられなかった。

多ケ谷:安倍さんに勝てる顔は誰かといったら、結局、小池さんしか浮かばないんですよ。

櫛渕:国民もうねりは求めていたはずです。だから、どこかの時点で、もし小池さんの中に“希望が野望に変わる”瞬間があったとすれば、それは国民にとって残念だったなと思います。

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