記事

中国で旅客機のエンジンへのコイン投げ込みが相次ぐ理由

【コイン投げ入れ事件が続出】

 中国では空の旅で乗客のマナーの悪さがたびたびニュースで報じられるが、最近も70代と80代の女性が旅の安全を祈って、旅客機のエンジンにコインを投げ込む事件が相次いで起こり、旅客機の安全点検のため、出発が大幅に遅れるというトラブルが続発していたことが分かった。

 これらのトラブルについて、ネット上では「しっかりと罰金をとるなど罰するべきだ」との厳しい意見のほか、「悪気のない無知からくるもので、こうなったら、乗客全員が乗るまで、エンジンにカバーを付けておくべきだ」とのユーモアのある書き込みもみられている。

 10月初旬、安徽省の安慶空港で、雲南省・昆明空港行の旅客機に乗り込む際、タラップから機内に入る前に、76歳の女性がコインを数枚エンジンに投げ入れたのを他の乗客が目撃し、近くにいた地上整備員に知らせた。

 この女性は空港駐在の警察官から取り調べを受けて、10日間拘留されて、500元(7000円)の罰金を徴収されたという。警察の発表によると、女性に犯罪歴や精神疾患はなく、安全な飛行を願って硬貨を投げたと話している。

 中国では、日本の神社や寺院などで賽銭するのと同じように、寺院などでコインを投げ入れて、祈りが成就することを願う習慣がある。

 同機には約100人の客が乗っていたが、全員がいったん降りて、整備員がエンジン内部を徹底的に検査したが、コインが何枚入っているか分からないため運休になった。その代わりに、翌日朝、代替機が昆明に飛び立ったという。この間、乗客は空港で夜を明かさざるを得なかった。

 このエンジンへのコイン投げ入れ事件は今年6月にも上海浦東国際空港でも起きている。このときの当事者は80歳の女性で、やはりタラップを上る前に、エンジンめがけてコインを数枚投げ入れたという。

 やはり、これを目撃した他の乗客が空港スタッフに連絡したことで、この女性は警察に連れていかれて、事情を聴かれたが、悪気はなく、旅の安全を祈っての行為だったことが判明。犯罪歴もないことから、釈放されたという。

 旅客機は整備スタッフが検査して、コインの回収後、約6時間遅れて出発し、無事に目的地の広東省広州市の国際空港に到着した。

 これらのコイン投げ入れ事件は複数の中国メディアが報じており、相次ぐ常識を欠いた行為についてネット上では「航空会社にとって、1時間の遅延で約8000元(13万円)の被害が出る。これを賠償させるべきだ。そうしないと、いつまで経っても、中国の飛行機でのマナーの悪さはなくならない」との厳しい意見も目立っている。

あわせて読みたい

「飛行機」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    堀江氏「新幹線高すぎ」に反響

    THE PAGE

  2. 2

    大雪で帰宅命令より朝出社禁止に

    かさこ

  3. 3

    性行為なしの援助交際続ける少女

    渋井哲也

  4. 4

    白米を食べられない子供が増加中

    NEWSポストセブン

  5. 5

    尾木ママ iPS不正で国の責任指摘

    キャリコネニュース

  6. 6

    橋下氏 会見開いた岩上氏を批判

    橋下徹

  7. 7

    青山繁晴氏 首相の平昌行き反対

    AbemaTIMES

  8. 8

    賃金払えない店が潰れるのは正常

    非国民通信

  9. 9

    石破氏 軍オタの左翼と呼ばれる

    AbemaTIMES

  10. 10

    橋下氏 スパコン不正ひどすぎる

    橋下徹

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。