記事

「会社を辞める勇気が欲しい」というSOSに「うつになってからでは遅い!」という声相次ぐ

人っておかしなもので、傍から見るともう確実に行き詰ってしまっているのに、当人はまだ自分が冷静でなんとかまともに生きていられると思い込んでしまう部分がある。

たとえばブラック企業の社員なんて、どう見ても過労死手前なのに「俺はまだマシな部類」とか思い込んであくせく働く。労働の対価も十分に支払われていないのに、「仕事があるだけありがたい」なんて言ってることもある。

周囲がそんな状況を心配して「転職すべきでは?」とアドバイスしても、なぜか意固地になってそれを聞き入れないというケースも個人的に何度か目にしてきている。だけど、これってその意固地な当人がどうとかの話ではなくって、本当に自分の状態が判別不可能なぐらいに追い詰められているだけなのではないだろうか。(文:松本ミゾレ)

「会社辞めたい!もう限界!」と思ったらすぐに辞めるべきだとは思うけど……

つらいけど、辞められない。
つらいけど、辞められない。

先日、「ガールズちゃんねる」に「会社を辞める勇気を私にください」なるトピックが登場した。投稿者は現在、ひどい会社に勤めているようだ。

仕事の納期を守らない人が多く、代理で対応してお客を怒らせる羽目になってしまうというのだ。こういうことがしょっちゅう発生しているようで、いっそ辞めてしまいたいと考えるのだけど、他方では「自分自身が変わろう」という結論に至ることもあるのだとか。

つまり、会社を辞めず、もっと自分が優秀な人材になろうと考えているということか。そんなこんなで会社に居残り続けているというわけだが、一方ネットでは「会社を辞める勇気を~」とSOSは出しているわけで。「人間ってやっぱり切羽詰まると、支離滅裂な動きをするんだなぁ」と実感した。

少しでも今の職場に不満があって、その不満が一切解消される見込みがなく、日に日にストレスがたまっていく一方だとしたら、そんな職場に長く留まっても心身を害するだけ。そんなこと、この投稿者だってとっくに分かってるはずだ。環境を改善させる方法なんか、こんな職場にあるかどうか。

「精神やばくなって困るのは会社ではなく貴方です!」

このトピックに寄せられたユーザーからのアドバイスをいくつか紹介していきたい。

「うつ病になってしまってからじゃ遅いよ」
「逃げ出す勇気を! 精神やばくなって困るのは会社ではなく貴方です! 自分を守ってあげて!」
「一回、メリットとデメリットを紙に書き出してみて、メリットが多ければ少し考え方を変えてみる。 デメリットが多ければ次の仕事を探してみる」

こんな具合で、結構親身になって意見をしている人が多かった印象だ。特に「うつ病になってからでは遅い」という趣旨の意見は複数寄せられていた。

心を病んで一番苦労するのは当の本人であることは間違いのないこと。どうしようもない同輩の尻拭いで客から怒られるなんて、理想の職場であるはずもないし、このままでは心が腐ってしまう。そんな職場なんかよりマシな会社は探せばあるし、投稿者も鬱憤は溜まっているはず。

というか、「会社を辞めたい」というまともな思考ができている今のうちに、さっさと転職すべきだと考える。だんだんと異常が通常に感じられるようになっていき、人は狂って行く。

会社の環境が原因でおかしくなってしまった人ほど、会社に依存するケースもある。

どうしようもない職場と、その職場の犠牲でまともでなくなった労働者。この共依存状態に陥る前に、さっさと逃げ出すべきなのだ。

あわせて読みたい

「ブラック企業」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    配達が無言 ヤマトAmazon撤退で

    山本直人

  2. 2

    覚悟ない子連れ議員にがっかり

    宮崎タケシ

  3. 3

    国民を馬鹿にした昭恵夫人の一言

    天木直人

  4. 4

    慰安婦の日制定で日韓合意は破綻

    木走正水(きばしりまさみず)

  5. 5

    子連れ登院の目的に抱いた違和感

    井戸まさえ

  6. 6

    詩織氏に届いた女性からの非難

    女性自身

  7. 7

    事故物件の住人が明かす恐怖体験

    AbemaTIMES

  8. 8

    山尾氏の集団的自衛権=悪は危険

    篠田 英朗

  9. 9

    乳児連れ議会への批判はおかしい

    駒崎弘樹

  10. 10

    レコ大も紅白も1年間休止すべき

    メディアゴン

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。