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小池さんの「出馬100%ない」発言で、政局はどうなる?

9月28日、衆議院が解散した。その直前、安倍晋三首相が解散の意向を表明しする否や、小池百合子東京都知事は、希望の党代表に就任している。そして就任会見で、「日本をリセットするために、希望の党を立ち上げる」と、高らかに宣言した。さらに、「しがらみのない政治、しがらみのない改革を大胆に行っていかなければならない」「寛容な改革の精神に燃えた保守、新しい政党である」とも述べている。「小池劇場」の始まりだ。

「小池劇場」が始まった途端、テレビ、新聞は小池さん一色になった。安倍首相は霞んでしまったのだ。そこで、民進党代表の前原誠司さんが大決断をした。なんと民進党が事実上解党し、希望の党に合流したのだ。

安倍首相の考えとしては、希望の党と民進党が票を食い合うと見ていたのだろう。大誤算だ。いずれにしても、かくして自民党に対抗し得る野党が誕生した。

とはいえ、希望の党は、まだきちんとビジョンを示していない。しかし7月の都議会選挙では、都民ファーストの会は、ほとんどが知名度のない新人候補者ばかりだったのに、49もの議席を獲得した。対して、自民党は57議席から23議席に激減している。大惨敗だった。

「小池さん」という人は、非常に不思議な存在だ。言ってみれば、小池さん自身がビジョンになれるのだ。おそらく今回の衆議院選挙でも、希望の党は都議選のときと同様の躍進を遂げるだろう。すなわち自民党は、そのぶんの議席を失うことになる。

前回も書いたことだが、安倍首相にとってこの解散は、十分に大義があった。11月の習近平・トランプ会談の結果次第では、アメリカが北朝鮮へ武力行使をする可能性は非常に高くなる。だから、その前に国内体制を固めておきたい、という狙いだ。

しかし、安倍首相はそのことを語らなかった。どうやら側近の1人が、解散理由に北朝鮮問題を出すのは危険視されると反対した。安倍首相はそれに従ったらしい。結果、「大義なき解散」と批判されてしまった。判断ミスだったのだ。選挙戦でのマイナスになるのは間違いないだろう。

小池さんが、衆院選に立候補すると見られていた。だが、この話はなくなった。小池さんが「出馬100%ない」と明確に否定したからだ。さらに、小池さんは民進党と合流するのではなく、リベラル派は公認しない、と言い出した。民進党は大きな混乱に陥ってしまった。

このことで、小池氏に吹いていた風が少なからずややこしくなった。もしかすると、安倍首相はホッとしているのかもしれない。

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