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ICOトークンって、なに?

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ICOトークンについて説明します。

まずICOとは(Initial Coin Offering)の略で、株式で言うところの新規株式公開(IPO:Initial Public Offering)のような「資金調達の手法」を指します。ICOは仮想通貨を絡めた資金調達の場面だけで使用される表現です。

つぎにトークンとは何か? ですが、これは昔、地下鉄などの乗り物の乗車券または専用コインを指しました。下は、かつてニューヨーク地下鉄で使用されていたトークンです。

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この他、遊園地で乗り物に乗る際やゲームセンターでピンボール・マシンとかレーシングカー・ゲームをやる際、まずトークンを購入し、それを投入するとゲームが始まる……そんな使い方がされていたわけです。

デジタル取引の世界では、この「乗車券」の意味が転じて、「一回しか使えないパスワード」とか「電子的な引換券」の意味で使われます。

ICOトークンは、ビットコインやイーサリアムのような仮想通貨に交換できる引換券と考えれば良いでしょう。

■ ■ ■

以上が乱暴なICOトークンの説明です。次にICOの持つ経済的、社会的な意味合いについて少し書きます。

まず「IPOという資金調達方法があるのに、なぜICOするの?」という素朴が疑問が湧きます。

その答えはカンタンで、IPOはハードルが高く、誰でもがおいそれと出来る事ではないので、「お手軽な資金調達方法」であるICOで済ます……これが流行になっているということです。

しかしICOの法的な立ち位置は、せいぜい「ビミョー」であり、中国や韓国では違法であり、禁止されています。米国では、証券取引委員会(SEC)がThe DAOのICOに関し「あれは有価証券であり、有価証券を、ちゃんとSECに登録せずに販売したのは違法行為だった」という判断を最近、示しました。

つまり日本を除けば、ICOは、とてもフラフラした法的根拠の上に立ち、「見切り発車」的に強行されているのであり、これが後で禍根を残すリスクはじゅうぶんにあるということです。

■ ■ ■

なぜICOの、そのようなグレーな運営実態を問題にするか? と言えば、こんにちのICOでは、詐欺同然の案件が過半数を占めているからです。

いずれそれらの悪質なICOの中から破綻するものが出れば、社会問題に発展し、ICO全体が世間からボコボコにされる可能性があります。そのような「魔女狩り」のような状況になれば、折角、真面目に、ちゃんとやっているICOも、味噌も糞も一緒にされて、ボロボロになるリスクがあります。

実は、これは株式市場の投資家の目から見れば「いつか来た道」です。

1920年代に米国で株式ブームが起き、誰もが投機に熱中しました。しかし1929年に「暗黒の木曜日」の暴落が来て、多くの投資家が破産しました。下はそのときゾンビのように放心してフラフラとニューヨーク証券取引所前に集まった群衆の写真です。

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暴落の後、人々は暴落の原因を究明しようとしました。もちろん暴落は、色々な要因が複雑に絡み合って起こったことであり、ひとつだけとは限りません。でも調査を進めてゆくと、株式市場のお粗末な運営実態というものが、だんだん明るみに出たのです。

一例として、当時IPOされた企業の50%は実体のないペーパー・カンパニーでした。これはこんにちのICOの状況に酷似しています。

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