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人間ドックは何歳から受けるべき? 医師3400人にアンケート

健康の維持や管理のために、何か気をつけていることはありますか?

こう質問をするときっと、「定期的に運動している」「塩分控えめの食生活を心がけている」「食事の栄養バランスを考えている」といった回答をする方が多いと思います。まぁ、それ以上に「何もしていない」という声も多いと思いますが……。

しかし、この質問に対して「定期的に人間ドックを受けて身体をチェックしている」という方はどれだけいるでしょうか。どれだけ気をつけようと、病気になるときはなってしまうわけで、となると早期に見つけて治療を行うことが一番大事であったりします。でも、忙しくてそれどころじゃなかったり、ついつい「まだ若いし」と思って真面目に検査しようと思えなかったり。

では実際、人間ドックって何歳くらいから受ければ良いのでしょうか? 3300人の医師にアンケート調査を実施し、健康診断に加えて人間ドックを受け始めるべき年齢について聞いてみました。

 

すると医師の半数以上(56%)が「40-49歳」と回答し、40代から人間ドックを受けるべきと考えていることが分かりました。その根拠や目的はどんなものでしょうか。コメントを見ていきましょう。

40代は「老化が始まる」年齢だから

──45歳ぐらいから老眼も出てくるなど、確実に老化が始まっています。それを目処に自信の身体をチェックをしておいて損はないでしょう。私自身、そのくらいから人間ドックを受けています(60代男性 一般内科医)。

──50歳以上は、高血圧や脂質異常症などすでに病気を持っている人が多く、必要なのは健診よりも治療です。健診や人間ドックは健康状態を確認し、「このままだと病気になりますよ」と示唆するものなので、40代から受けるのが適切ではないでしょうか(60代男性 心療内科医)。

──ホルモンバランスを崩し、血管性変化の兆しが現れるのが40代です。種々の肉体的変化が出やすい時期でもあります。さらに言えば、社会的にも重要な年代。闘病生活に入ると社会的損失、かつ子育てを含む私生活への影響も甚大です(50代男性 産婦人科医)。

「早ければ早いほどいい」とする医師も

早期発見や将来的なリスクの低減を目的とすれば、早くから受けるに越したことがない気もします。実際、20〜30代を推奨する医師も合計で約18%いたので、そのコメントもいくつかご紹介します。

──予防であれば早いにこしたことはありません。ただし、現行の人間ドックは生活習慣病を中心としていることも多いので、各年代で検査項目は変えるべきと思います。例えば、若年のときは若年発症の疾患を対象にすればよいでしょう(50代男性 循環器内科医)。

──急性心筋梗塞など、血管の不良が原因となる疾患まっしぐらな肥満の方もたくさんいます。若いうちから血管年齢の評価が必要です(40代男性 小児科医)。

──異常が見つかる頻度は少ないはずですが、がんを始めとする多くの疾患の末期症状に苦しむ若年者を見る頻度もそれなりに多いです。若いうちから定期的にチェックするべきでしょう(30代男性 総合診療医)。

医師は人間ドックを受けているの?

ところで、医師はどのくらい人間ドックを受けているか気になりませんか? 「40代からがいいのでは」と言いつつ、医師自身はどうなのでしょうか。興味深いので、医師の人間ドック受診状況のアンケート結果その結果もご紹介します。

 

はい、受けていないですね。なんと、医師の約7割が「受けたことがない」と回答しました。しかしそこには、医師ならではの考えも。コメントをいくつかご紹介します。

──人間ドックは詳細な項目を選択できないのが不満です。胃カメラだけとか、普段検査しない項目だけにする、などの選択ができなければ受ける気になれません(40代女性 病理医)。

──病院や担当ドクターにもよると思いますが、人間ドックって結構、精度が低い部分も多いです。自分は、所属している病院で定期的に健康診断及び内視鏡や画像診断を受けており、これが人間ドックとほぼ同等のチェックになると考えています(60代男性 産婦人科医)。

──まとめて受ける時間がありません。休みが取れないので、心電図、上・下内視鏡検査、胸部CTをそれぞれ年2回、血液検査は毎月やるようにしています。ほかにも腫瘍マーカーを定期的に受けているので、人間ドックを受ける必要がありません(40代男性 一般内科医)。

受けていない理由には「忙しくて受ける暇がない」「そもそも、まだ若いので必要ない」という意見もありましたが、特に多いのは「必要な検査のみを定期的に受けている」というもの。中には自分でほぼ全ての検査を実施しているという方も。少し羨ましい気もします。

高齢層ほど人間ドックの受診率は上昇

ただ、図3の通り、年齢別に回答を分析すると高齢層になるほど人間ドックの受診率は高まります。「早期肺がんが見つかって以降、毎年受けている(60代男性 消化器内科医)」と、人間ドックで病気が見つかった医師も一定数いるようです。

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人間ドックは最低でも40歳になったら、定期的に受けたほうがいい。もし可能であれば、年齢を問わず早いうちから定期的な検査をおすすめします。ただしその際は担当の医師とよく相談し、年齢に合った検査内容にするなど、より高い効果を得るための工夫が必要です。

※本記事のベースとなる調査は医師専用コミュニティサイト「MedPeer」にて実施。図1については2014年1月8日〜15日にかけて行われ、3377名が回答。図2・3については2015年1月28日〜2月3日にかけて行われ、4013名に回答いただきました。

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