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【読書感想】 明日クビになっても大丈夫!

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明日クビになっても大丈夫!

明日クビになっても大丈夫!


Kindle版もあります。

明日クビになっても大丈夫! (幻冬舎単行本)

明日クビになっても大丈夫! (幻冬舎単行本)

内容紹介
商社マンを辞めて好き放題してるのに、
サラリーマン時代の何倍もの年収を稼ぐようになった
WEBライター・ヨッピーの
ストレスフリーな生き方!

いまを生きながら楽しく稼げ!

「現役の千葉市長とゲーム対決をする」「AV女優と童貞を合コンさせる」「24時間テレビの100kmマラソンが本当に大変なのか試す」「大阪でひたすらたこ焼きを食べる」などの面白記事をネットで発信し続けているWEBライター・ヨッピー。
好き放題しながら楽しく稼いでいる彼による、
会社に寄りかからずに生き延びる方法。

・新卒で入った会社の仕事が死ぬほどつまらなかった話
・個人のやりがいがないほうが、組織がまわるという不幸
・日本の大企業はなぜダサいのか
・会社を辞めてもいい3つの条件
・好きで仕方がないことを仕事にしたほうが断然強い
・「好きなものが見つからない」という人は、単にまだ気付いていないだけ
・僕の収入に関する本当の話
・ライバルに勝つための「ちょい足し」のススメ
・自分にとっての「神様」は誰なのか問題
・アイデアは見つけようと思ったら見つけられる
・六本木の会員制バーには行くな
・とりあえず水風呂に入ろう  など。

 この本を読んでいて、僕は、高橋留美子先生のことを思い出しました。

fujipon.hatenablog.com

(以前、高橋留美子さんの担当編集者だった、有藤智文さんからみた「マンガ家・高橋留美子」より)

 とにかく高橋先生は、本物のプロフェッショナル。四六時中マンガのことを考えながら、メジャーなフィールドで優れた作品を極めてスピーディーに作り上げる。マンガが本当に好きで一所懸命だから、『うる星(やつら)』はアニメ版も盛り上がって、別のファン層も生まれていったんですけど、そちらのほうは基本的にノータッチでした。
 もちろん天才ですけど、それ以上に努力家なんですよね。もう、仕事を休むのが大嫌いな人で。この間、『1ポンドの福音』を単行本にまとめるために、『ヤングサンデー』で完結まで集中連載したんですけど、その時も『少年サンデー』の『犬夜叉』の週刊連載を休まなかった。『うる星』を描いている頃は、並行して連載している『めぞん一刻』を描くことが息抜きで、『めぞん一刻』の息抜きは『うる星』だとおっしゃってましたからね(笑)。


 ヨッピーさんは、「本当に好きなことなら、サラリーマンをやりながら、土日にだって副業としてできるはず」だと、この本のなかで仰っています。
 その通りだと、僕も思う。

 そうか、ちゃんと保険をかけながら、とりあえずやってみればいいんだ、と勇気づけられる人も多いのではないでしょうか。
 少ない時間をやりくりしてでもやりたい、とか、やることそのものが気分転換になる、というレベルに「好き」じゃないと、その副業を仕事にするのは難しい。

 ヨッピーさんは「書く」ために、いろんな人間関係や会社での評価を捨ててもいるのです。
 ここまで、ネットで書くことを人を喜ばせる(あるいは、呆れさせる)ことが好きで、企業案件などでは、面白くするために、必要なお金は惜しまずに投資する、という姿勢のトップランナーがいるとなると、「ヨッピーさんのようになる」のは、ものすごくハードルが高い。
 というか、ここはもう、いわゆる「レッドオーシャン」ではないか、とも思うのです。

 ヨッピーさんは、もともと『オレイズム』というテキストサイトをやっていた方なんですよね。
 同じ時代から個人サイトを運営してきた僕としては、あの時代の「お金になるなんてことは想像もせずに、ただ書きたい、読んでもらいたい、という謎の情熱」を持ち続けていることが、ヨッピーさんの凄さなのかな、と思います。

 「なんでお金にならないことをするんだ?」って言う人は多いけれど、世の中には「楽しいからやっている」という人がたくさんいて、そういう人の「突き抜けた『好き』」が、時代の波に合って、結果的にお金として評価されることもある。海洋堂の造型師のボーメさんとかもそうですよね。
 ヨッピーさんの話はすごく面白いのだけれど、「一般人が真似することが可能か」で考えると、まだ、ブログサロンの人とかのほうが、現実的ではないか、とも感じるんですよ。

「サラリーマンを辞めてブログ一本で生活します!」「僕はブログで自由に生きるんだ!」みたいな人達が最近はちらほら出てきていて、「僕は自由です!」「満員電車とはおさらばダ!」「サラリーマンなんてくそくらえ!」みたいに調子こいてる人達がいるのだけれど、そういう人達はみんな「今月はいくら稼ぎました」とか「こうして稼げるようになりました」みたいな記事、そしてアフィリエイトのリンクをずらずら並べた記事ばかりを書き、「ブログで稼げるコツを教えます! 月の5000円から!」みたいな事を言い出すのは単純にそういう記事を書いて信者を作り、信者からお金を巻き上げないと生活ができないからだ。

型にハマるのを嫌ってサラリーマンを辞めたのに、今度は「ブロガー」という型にハマる。チンカスみたいな話である。
 でも、副業として、趣味の延長線上でやるのであれば、そんなふうなしがらみに囚われなくて済む。

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