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news - 殺人罪時効廃止

施行まで、あと半時間。



[時効廃止]改正刑事訴訟法成立へ 未解決事件にも適用 - livedoor ニュース
人を死亡させた罪の公訴時効を見直す刑事訴訟法改正案の質疑が27日午前、衆院法務委員会で始まった。採決後に同日午後の本会議で与党と自民党などの賛成多数で可決、成立する。同日中の公布・施行を目指しており、施行後は時効を迎えていない未解決事件にも適用される。公訴時効制度の見直しは、期間を延長した05年の改正以来5年ぶり。一部の罪の公訴時効が廃止されるのは刑事訴訟法の前身である治罪法制定(1880年)以来初めてで、刑事政策の転換となる。

もしかしてあなたは、すでに施行後に本記事をご覧になっているかも知れない。



私は、この刑事訴訟法改正を支持する。



が、私がそれを支持する理由は大勢とはやや趣が異なるかも知れない。



私の指示の理由は、これで冤罪が減るかもしれないという期待からだ。


404 Blog Not Found:足利事件の真実 - 書評 - 訊問の罠
警察、検察、そして裁判所があまりにめくらだったのだ。これなら、素人でも本書の共著者が犯人でないことはあまりに容易に見抜ける。

それなのに、なぜプロの目はずっと曇ったままだったのか。

このプロの目を曇らせた遠因が、時効の存在だったのではないか。



確かにこの足利事件に限って言えば、菅家氏の逮捕は事件発生後二年弱で、当局が時効を意識していたとは考え難い。しかしなぜ当時はまだ未熟だったDNA型鑑定を証拠採用したかといえば、「今有罪にしないといつ有罪に出来るのだ」という当局の焦りも多分にあったのではないか。



その結果十七年もの間、無実の市民が不当に自由を奪われた上に、時効成立により真犯人は不当に自由を得たことになる。時効は往復ビンタなのだ。


もし時効が存在しなければどうなっていたか。当局はもっと腰を据えて証拠固めが出来たはずであるし、それで菅家氏が有罪になったとしても、当局が再鑑定の申し立てを受け入れるのもずっと容易であったはずだし、そして何より再び真犯人を探すことも出来たはずである。



<時効廃止>世論の力感じた…被害者遺族ら - livedoor ニュースblockquote>改正刑事訴訟法が成立、即日施行された27日、「殺人事件被害者遺族の会」=宙(そら)の会=の8人が記者会見を開いた。遺族らは「(被害者の)無念が晴らせた」と涙を見せながら喜びを語り、「何より世論の力が大きかった」と感謝の言葉を繰り返した。

確かにこれは小さからぬ理由ではある。遺族の痛みは時とともに薄れるというのは、非当事者の希望的憶測に過ぎないのだろう。



それでもなお、冤罪を減らす効果、少なくとも当局が冤罪リスクを冒すインセンティブを減らす効果はそれすら上回るはずだ。



もちろんやり直すコストもまた無限ではない以上、無制限に何でも時効を廃止するというのは善悪以前に無理であろう。しかしこと殺人事件に限れば、被害者を回復することは永久に出来ない。手間と暇をかければ被害者が回復しうる他の犯罪とはその点において決定的に異なる。そうである以上、事件解決の手間をこれ以上かけないという宣言を、少なくとも法が出すべきではない。



なぜ時効は廃止されるべきか。



結局のところ、それは我々が間違いを犯す生き物だからということになる。そして間違いというのはただでさえ取り返し難いものである。今後は法がそれを取り返しのつかないことしてしまうことはなくなるのだ。


Dan the Man to Err


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