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中野区役所・元臨時職員が示した下着と胸への強い執着 - 「週刊文春」編集部


高橋被告が勤務していた中野区役所 ©文藝春秋

 東京都中野区で一人暮らしの女性宅に繰り返し侵入し、わいせつ行為に及んでいたとして強制わいせつ致傷罪などに問われた同区元臨時職員、高橋健一郎被告(29)。裁判員裁判の初公判が5日、東京地裁(小森田恵樹裁判長)であった。高橋被告は一連のわいせつ行為を認めつつも、「暴行で傷害を負わせたことはない」と起訴内容の一部を否認した。

 高橋被告は2014年3月~16年4月、同区内の6人の女性宅に侵入。風呂から上がったばかりの全裸女性に抱きつくなどしたとして起訴されている。傍聴した司法クラブの記者が解説する。

「公判では、被告が女性の胸と下着に固執していた性癖が明らかになりました」

 検察側の冒頭陳述によれば、高橋被告は無施錠の窓や玄関から侵入すると、屋内にいた女性を押し倒し、服をまくり上げて上半身を裸にし、胸をもんだりなめたりする犯行を繰り返していた。

 また、わいせつ行為後に被害女性に下着を提供させたり、ベランダに干してあった下着を写真撮影したりと、下着に強い執着を示していた。

「ある被害女性の場合、自宅に不法侵入した被告によって14年10月・同11月・15年11月の3度にわたってベランダに干してあった下着を撮影されていました」(同前)

 被告が所持していたiPodからは、被害女性の下着やパスポートの顔写真の画像が見つかった。

「公判によると、被告は女性を襲う際に無理やり抱きついて『声を出すな。静かにしろ』と脅したり、背後から首を絞めたりと強引な方法で犯行に及んでいました。襲われた女性の中には、恐怖のあまり上半身裸のまま外に逃げ出し、近隣住民に助けを求めた人もいました。それにもかかわらず、被告の弁護側は法廷で『(被害女性を)抱きしめただけ』などと弁解を繰り返しています」(同前)

 公判では、被告は勤務していた役所の住民基本台帳ネットワークを閲覧できたため、犯行後に被害者の住所や生年月日を検索していたことも明らかにされた。

 公的機関は、個人情報が悪用されないよう職員の管理を徹底しなければならない。各自治体が、今回の事件の教訓をどう生かすかが課題となりそうだ。

(「週刊文春」編集部)

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