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「加計学園ありき」の特区認定があらためて浮き彫りに 党加計学園疑惑調査チーム



 党加計学園疑惑調査チーム(共同座長=桜井充参院議員、今井雅人衆院議員)は15日午前、会合を国会内で開催した。

 会合ではまず、文部科学省が、8月28日の同チームの会合で説明を求めていた大学設置・学校法人審議会(設置審)での審査基準「教学面」「財政計画・管理運営」について説明。あわせて大学施設建設費の最低価格の根拠については大学の標準設置経費額を示し説明した。

 その上で、加計学園獣医学部の建設計画にあるバイオセーフティーレベル3(BSL3)の病原菌研究施設をめぐり、専門家から「危険なウイルスや病原菌の漏出対策が不十分で、重大なバイオハザード(生物災害)が100%起きる」「BSL3実験室が教職員の研究室が並ぶ廊下のそばに置かれており、日常的に常駐する教職員や学生の感染を防げない」などの指摘があることを踏まえ、この点を追及。

BSL3の施設は、結核菌や狂犬病、鳥インフルエンザなどのウイルス・細菌を扱う実験施設。大学設置審では2015年に安倍政権が閣議決定した獣医学部新設の4条件を踏まえたカリキュラム・教授陣・施設となっているかを審査するとしているが、この施設の審査に関し所管の厚生労働省は「一切確認をさせていただいていない。相談もきていない」と回答。

加えて、獣医師養成課程のある全国16大学のうち8大学ですでにBSL3施設を必要とする病原体の研究が行われていることが明らかになった。このことから同獣医学部の施設は4条件を満たしているとは言えず、同学園新学部設置準備室長の吉川泰弘氏が言う「既存の大学で十分に取り組めていない専門教育を実施する」という環境にはないことがあらためて明らかになった。

 一連のやりとりから、今回の国家戦略特区制での獣医学部新設が「加計学園ありき」で進められた疑いはさらに深まり、今井衆院議員は問題解明には(1)2015年4月2日、今治市の特区担当の職員の総理官邸訪問(2)同年6月5日の国家戦略特区ワーキンググループ――の2点についての説明が不可欠だと主張。臨時国会開会前に対応するよう強く求めた。

民進党広報局

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