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組み立てライン化?米新聞の編集、レイアウト

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米国の新聞が経費節約のために記事をアウトソース、外注しているという話は何回か取り上げました。

しかし、自前記事の編集=デスクワーク、紙面編成=レイアウト、デザインまでアウトソースするのがトレンドになってことには、迂闊なことに気づきませんでした。しかもこれは2010年頃からだと言います。

それを知った最初のきっかけは先月末のNorth Augusta Star brings page layout homeという記事でした。サウスカロライナ州のノースオーガスタという街で発行されるローカル紙が紙面レイアウトを社内で行うように戻したという話。

この新聞の部数は探せませんでしたがData USAによると人口は2万2千人世帯数は9073に過ぎませんので、せいぜい数千部のレベルでしょう。それならば、外注もあり得ただろうと思っていました。

しかし、先週末に経済週刊誌Crain’sのデトロイト版にDetroit Free Press to outsource copy editing, design to Louisvilleと出ました。Free Pressは大都市デトロイト最大の日刊紙で、North Augusta Starとは比べものにならない存在です。それがデスワークも紙面レイアウトも外注に出すとあります。

その外注先の「Louisville」ですが、記事を読むと、Free Pressの親会社でUSA Todayなどを擁する全米最大の新聞チェーンGannettが設けた「Louisville Design Studio」のことです。場所はデトロイトから数百キロも南のケンタッキー州に位置します。グーグルマップにお世話になります。



記事によると、ここではガネット傘下の23紙の編集とレイアウトを請け負っているそうです。ガネットのこのエリアの責任者から編集デスクと編成担当者に送られたメモによると、10月9日にルイビルに業務を移行する予定だということです。

これで、何人が職を失うかはまだ確定していませんが、おりしも、USATodayが先週、Gannett restructuring will result in 1% staff reductionと報じていましたから、ガネット全体のリストラ策の一環なのでしょう。

米国を覆う新聞不況の中で、リストラは取材記者ばかりに目が行きますが、このような編集記者やレイアウト担当者にも及んでいるのですね。

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