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ハリケーン、北朝鮮リスク後退で米国株は高値圏へ

昨日(9月11日)の米国株はハリケーン・イルマによる被害が予想より大きくないと判断されることや国連安保理の北朝鮮制裁案が可決され北朝鮮リスクが後退するという楽観的な見方から全面的に上昇した。

S&P500は高値を更新し、ダウは約1カ月ぶりに22,000ポイントを回復した。東京タイム7時過ぎに国連安保理が全員一致で北朝鮮に対する経済制裁を可決した。

経済制裁は北朝鮮の2番目の輸出品目である繊維の輸出禁止や原油の輸入に上限を設けるものだ。これは米国が当初提案していた原油の全面的禁止からは大きく後退する。原油の全面輸出禁止には中国・ロシアが反対し、拒否権を発動するとみられていた。

米国は経済制裁の条件を緩和しても、国連安保理の全員一致の経済制裁を急いだと考えられる。

北朝鮮の繊維輸出額は752百万ドルで8割は中国に輸出されている。

大部分を中国が担う北朝鮮向け原油輸出は現状レベルを上限とし、液化天然ガス等については年2百万バレルを上限とすることが決議された。

米国を中心とする経済制裁の過去の歴史を見ると効果があった場合となかった場合に分かれる。近いところでは経済制裁によってロシアのウクライナ進出を抑えることはできなかった。

さて北朝鮮がこの経済制裁をどのように受け止めるだろうか?

米国の封じ込め策が失敗したと判断して、高飛車にでるのか、歩み寄りを見せるのか?

それは分からない。

一昨日小野寺防衛相は「北朝鮮は核保有と認められる能力を持っている」と発言していた。

これは閣僚としては異例の発言だが、私は現実を直視した発言だと思う。核保有の良し悪し論と現実を混同してはいけない。

ただ国際世論は北朝鮮を核保有国としてすこしずつ認める方向に動いていくような気がしている。

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