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葬儀ビジネスわらわら

すいません、ちょっと書きたくなったので葬儀の話、続けさせていただきます。

先日、新聞に死亡広告を出したおかげで大勢の人に来てもらえたことを書きましたが、当然ながら新聞を読むのは父の知人ばかりではないです。とはいえ、そのほとんどは自分の知らない名前があってもわざわざ気にすることはなく、すぐに興味を失うわけですが、父をはじめとする広告に掲載されている人のことなど全く知らないのに一所懸命それをチェックしている人もいるわけですよ。そうした人たちから、ここ連日郵便物が届きます。

”香典お返しギフトのご案内”。”相続税に関して相談承ります”、”法宴はぜひウチで”、”新しい墓の石材、あります”、”仏壇を置きませんか”

云々・・・。他者の死亡広告に群がるビジネスの数々。正直浅ましいと思いますし、気分もよくないです。ただし、頭では理解できます。彼らにとって他人の葬儀がビジネスチャンスであることは間違いないですからね。実際ウチの墓はボロボロですしね。ただし、本当に古いからボロボロなのですよ。墓に彫ってある年号は文政ですから、すでに200年近く経ってます。これくらい古いともう新築したくなくなるんですよ、もったいなくて。

この中で唯一郵便物という手段を使わずに直接訪ねてきたのは最後の仏壇の営業でしたが、ウチにはそれなりの仏壇がすでにありましたので断ったところ、「じゃぁこれだけ置いておきます」とその仏壇屋の名前入りで中身のたっぷり入った大きめのマッチ箱を置いていきました。これはありがたかったです。最近マッチは手に入りにくくなりましたし、かと言って仏前のろうそくや焼香用の炭に火をつけるのにライターやチャッカマンじゃ風情ないですからねぇ。やっぱりマッチですよ。

とまぁ利用する気は全くありませんが彼らの行動の理解はしましょう。ですが、浅ましさは前述の比ではなく、かつ不快さは数段上の連中が別にいます。そいつらは訪問はもちろん郵送で案内を送ってくるわけでもなく、お手軽な電話をよこしてこう言ってくるのです

「ご不要になりました腕時計などございましたら買い取らせていただきたく電話させていただきました」

これです。もちろん今までもかたっぱしから掛けてるんだろう電話でこうしたものはありました。が、今までは全部対象が「ネックレスや指輪」と言った貴金属類しか言ってこなかったんです。ところが、死亡広告を出して以降は全部「腕時計」と言ってきます。これはあきらかに父の遺品目当てでしょう。なのに死亡広告を見た、とかは絶対に言ってこない。この辺がまともなビジネスより浅ましいと言う理由です。

さらに言えばウチは中古品取り扱い業ですし、死亡広告にはちゃんと店のことも書いてありますから、すぐにわかるはずなんです。ところが、こいつらは住所と名前から電話番号を割り出すことはしても(古いデータベースがネットに散らばっているため、検索すれば簡単に出てきます)その住所が店であること、まして中古品業であることなんかまったく気にしてないわけです。もっとも少しでも相手のことを考えて営業掛けてくるような店や会社なら電話でお手軽に済ませる、なんてするはずないですけどね。もちろんそんな会社の買取価格が高いわけがありません。「アホ」の一言を告げてさっさと電話を切って終わりです。

まぁ意地悪をして「店の名前を出したら絶対に売れない」時計とかを無理矢理買い取らせてやろうか、とか考えましたよ。実は父もわたしもそういう時計を腕にはめていたりしてますしね。後で揉めそうだからやめときましたが。ただ、どういう態度が人をイラつかせるのか、は学ばせていただきました。今後の自分の商売の反面教師として心にとどめておきたいと思います。

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