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蔓延する超保守主義の咎め

いつも思っているのは、日本社会が規律にうるさすぎることである。それも、しょうもなく細かな規則である。海外の事情は後で書くにしても、日本のように箸の上げ下ろしまで縛ろうとする社会に何の未来があるのかと思う。

箸の上げ下ろしまで規定する一部の官僚というか小役人に超能力があればともかく、結局は前例主義であり、未来の方向性は当然のこと、一歩先でさえ予測できるはずもない。このため、ITを起点とした変化の激しい社会に全く対応ができていない。日本社会が後手も後手、周回遅れに陥っているのには確かな理由がある。

今日も社会人学生と飲んでいて話したのは、優秀な学生ほど医学部志向が強いことである。それが既定路線のようだと思える。

医者の平均的年収が高いことが理由だろう。でも、職業的にほとんど創造性がないのではないか。誰もが知るかぎり、今の多くの医者はレントゲンなどの機械なしに何の判断もできない。それなら、大工とか植木職人になったほうが、ITに取って代わられるリスクが少なく、創造性もあり、余程いいのではないかと思ってしまう。

しかも医者になったところで、びっくりするほどの高収入が得られるわけでもない。知っているかぎり、勤務医は大したことがないし、開業すれば自由時間がない。本当に、医者になるまでの投資に見合うのかどうかである。

今の学生が大胆な発想にならず、示された路線を信じて医者を最高の職業だと思い込み、それを目指すのは親の責任でもある。サラリーマンの親からすると、医者という職業は憧れかもしれない。

しかし、現実はどうなのか。天才的な子供の能力を閉ざしていないのか。
もっと大胆な発想に立てば、社会の役に立ちしかも医者の何倍、何十倍の収入を得ることだって可能になっている。逆に医者という職業は規制で守られているだけであり、技術的にはITというかAIが簡単に参入してくる領域でもある。

子供が持つ可能性とリスクを示してやれないことは、親の、そして社会の責任である。もちろん、その可能性を支援する仕組み、リスクを回避する仕組みが必要であるのだが。

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