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ECB理事会受けユーロが1.20ドル突破、ドル/円下落=NY市場

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 7日のニューヨーク外為市場では、欧州中央銀行(ECB)が資産買い入れプログラムの縮小に関する決定は10月になりそうだとの見方を示したことを受け、ユーロ/ドル<EUR=>が1.20ドルを突破して約2週間ぶりの大幅な上昇率となった。一方、ドル/円<JPY=>は一時、108円台前半に下落した。

ユーロ/ドルは一時、1.2%高の1.2059ドルまで上昇して8月29日以来の高水準となった。ドル/円は一時、1%余り安い108.07円まで値下がりして約10カ月ぶりの低水準をつけた。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は一時、1.1%安の91.405に低下して2015年1月以降で最低の水準に沈んだ。

ECBは7日の理事会で主要政策金利を据え置くとともに、資産買い入れを少なくとも12月まで継続するとの姿勢を変えなかった。ドラギ総裁は理事会後の記者会見で、ユーロ高はすでにインフレ率に影響を及ぼしているとし、ECBは緩和策縮小をどのように進めるかを検討するにあたりユーロ相場が主要な要因になるとの考えを示した。

さらに総裁は、資産買い入れのテーパリング(段階的縮小)についての決定を今秋に下すとした上、「決定の多くは大方10月になされる」と付け加えた。

アナリストの話では、政策金利を据え置いたECBの決定を受けて米国債とドイツ国債の利回りが低下したのに伴い、円が買われた。

みずほ(ニューヨーク)の外国為替ストラテジスト、シリーン・ハラジュリ氏は「ドラギ総裁はハト派色を打ち出そうとしても、経済成長には強い確信を持っているように聞こえる」と指摘。「テーパリングを10月に発表する可能性がユーロを押し上げたのだと思う」と述べた。

一方、トランプ米大統領は6日、連邦債務の上限を3カ月間引き上げることで議会指導部と合意した。だが市場では、3カ月の期限が切れた後の米財政政策の見通しを巡って不安感が強まり、ドルが円に対して売られる要因になった。

BKアセット・マネジメント(ニューヨーク)のマネジングディレクター、キャシー・リエン氏は「ドルには依然としてリスクが付随している。(米財政運営に関する)問題は先送りされたに過ぎず、解決されたわけではない」と話した。

こうした中、カナダ銀行(中央銀行)が前日に政策金利を引き上げたことを受け、ドルはカナダドル<CAD=D4>に対して過去2年余りで最低の水準に下落、1米ドル=1.2120カナダドルで推移している。

ドル/円 NY終値 108.44/108.47

始値 108.88

高値 108.96

安値 108.07

ユーロ/ドル NY終値 1.2021/1.2025

始値 1.1984

高値 1.2059

安値 1.1934

(表はロイターデータに基づいています)

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