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危ない異性に対する“免疫”を持つには

 痛いニュース(ノ∀`):「婚前旅行に行く」とブログに書いたプラモ好き41歳男性、自殺に見せかけ殺される→相手の女の周りでは、男性4人が不審死


 あれだけ趣味を究めた人でも、異性への執着を前にすれば眼が曇るんだなぁ。

 この事件は殺人事件なので世間に知られるに至ったが、これに類する話なら幾らでも転がっており、40〜50代でヘンな女やホステスに嵌りこんだ挙句、メンタルや人生や家庭をぶちこわしてしまう男性は後を絶たない。そして、男の人生を吸い取って生きているサキュバスみたいな女、あるいはドロボウネコは、今も昔も、娑婆のあちこちに生息している。

 では、どうすれば悪い異性を寄せ付けずに済ませられるのか?
 どうすれば悪い異性に対する“免疫”を持つことできるのか?

 「俺が異性に興味を持つわけがない」「俺は趣味に生きるんだ。女は諦めた」と必死に自分に言い聞かせているような人達は、たぶん危ない。彼らの処世術は、異性に対する免疫をつけたというよりは、さながら“無菌室の安全”のようなもので、なるほど、異性を水際でブロックできているうちは大丈夫かもしれないが、いったん侵入を許してしまえば為す術が無い。異性をひたすら遠ざけるだけの処世術は、“無菌室の壁”をひたすら強固にしているだけのようなもので、いったん防衛線を破られれば非常に脆いという弱点を持っている。

 

 ろくでもない異性に対する対処は、相手が対CPU戦ではなく対人戦である以上、「これさえやっておけば絶対完璧」みたいな方法は無い。むしろ、一つの対処法に偏り過ぎている人は、ジャンケンで最初にグーばかり出す手癖がバレている人よろしく、その偏りっぷりが透けて見える分だけ、心の防衛線をハックする手掛かりをドロボウネコ達に与えやすい。それよりは、幾つかの手法を組み合わせて用心したほうが、まだしもリスクを軽減しやすかろう。


“常在菌”がいれば、“バイ菌”は寄って来ない

 「健康な人の腸には“常在菌”というやつがいて、カビや凶悪なバイ菌が増殖するのを妨げてくれる」という、あれと同じ理屈。当たり前といえば当たり前だが、“常在菌”に相当するような異性がいれば、“バイ菌”に相当するような異性が寄って来るリスクはかなり軽減される。毒性が少なめの異性と共生関係(しばしば、結婚という形式が選ばれる)を構築していれば、変な女にハックされるリスクは少なくなる。

 ただし、このやり方は現在独身中の人には無理な相談だし、共生関係の構築自体が大仕事なので全ての人が選べる策でもないだろう。一応、「結婚指輪を身につけて表面的には既婚者のように振舞う」というやり方も考えられなくは無いが、嘘がバレると色々な意味ですごく大変そうなので、あまりお勧めできない。


オバサンで免疫をつけろ!

 では、“常在菌”的なパートナーを持たない人は、どうやって異性に対する免疫能を獲得するか? 

 ベストなのは「若い頃から異性とのコミュニケーションを積んでください」という、陳腐なアドバイスに違いない。「言語化されざる搦め手の世界」「女性文法」などのノウハウがあるのと無いのでは、異性の見え方が全然違ってくる筈で、そういうものに若いうちから親しんでいれば、かなり強い免疫能を獲得できるだろう。

 けれども若い頃から異性とコミュニケーションを積めているならはじめから苦労しないわけで、もっと遅い年頃から、もっと短時間に免疫能をつけたい、という需要には対応できない。そこでお勧めなのは、オバサンとの交流、である。

 オバサンというと語弊があるが、既に子持ちぐらいになっていて、安定した家庭生活が成立している既婚女性は、かなり色んなことを伝授してくれて、なおかつコミュニケーションの距離感を一定に保ちやすい。子持ちで安定した家庭生活が成立しているオバサンの限りは、オバサン自身がサキュバスと化して搾取してくるようなリスクも低めだ。しかも、若い未婚女性に比べて世間知の蓄積も進んでいるし、男性が相手でも割と気兼ねなく話をしてくれる。

 もし、職場や生活空間に年上の既婚女性がいたら、仲良くなって世間話や井戸端会議に参加してみてみよう。恋の季節が終わっても、彼女達はれっきとした女性であり、男女の感性・感覚の差を実体験する相手として申し分ない。インターネットが教えてくれないようなことも、案外知っていたりもする。日頃、オバサンを見下してコミュニケーションの機会をドブに捨てているような独身男性は、実はものすごく損をしているかもしれない。

 
将来は『ラブプラス』的なものでトレーニング/解脱できるかもしれない。

 じゃあ、生活空間のなかにオバサンどころか異性の一人もいない人は、諦めるしかないのか?

 今はどうにもならないかもしれないが、将来、まともなトレーニングソフトみたいなものが出てくるかもしれない。

ラブプラス 

 例えば、オタクの間で騒がれている『ラブプラス』。現時点では荒削りな恋愛シミュレーションゲームでしかないけれども、このゲームの延長線として、対異性コミュニケーション用のトレーニングソフトが創られれば、“使える”モノが出来上がる可能性は高い。特に、windows7のタッチディスプレイ機能やオンラインでのアップデート機能などと連携すれば、発展性はかなりのものだろう。

 精神科のソーシャルスキルトレーニング(Social Skill Training,SST)のメニューのなかに男女交際のノウハウが含まれている*1ことを思うにつけても、(医療や福祉だけに限らず)需要はそれなりにあるだろう。特にコナミやナムコのような、ゲーム機を健康機器に改造して販路に乗せるノウハウを持った会社であれば、トレーニング目的にチューンした改造型をリリースできる可能性が高そうだ。生身のインストラクターでは再現できないような、様々な場面を含めたロールプレイが期待できる。

 尤も、この系統の恋愛シミュレーションゲームがあまりにも進歩し過ぎた結果、キャラクターが現実異性よりも遙かに魅力的に進化してしまう可能性もなくはないが。まあ、それはそれで“常在菌”に相当するパートナーを獲得したことになるのかもしれない*2。

  
「自分の防御は完璧だ」と思いこむのが一番危ない

 ここまで、幾つかの対応策を挙げてみたが、実際に一番大切なのは、「自分は完全に異性への執着を捨てている」とか「自分だけは悪い異性に引っかからない」などとは思いこまないことだろう。「自分の防御は完璧だ」と思いながら盾を構えているような人は、正面以外の防御は甘くなるのが常だし、嗅覚に優れたドロボウネコはそういう隙を探し出すのが上手い。「僕は異性に興味なんて無いから」といつも呟いていればサキュバスから身を守れると思っている男性なんていうのは、「頭隠して尻隠さず」であり、「正面の装甲だけが分厚く、側面や後方が段ボール紙でできている装甲車」のようなものだ。

 悪知恵の働く異性というのは、コンピュータゲームのモンスターなどと違って、単一のパターン、単一の防衛線だけで防ぎきれるほど単純な相手ではない。そして、身体が弱っている時には風邪をひきやすいのと同じく、常に最善の免疫能を維持できるほど自分自身は完璧でもない;そういう風に自覚しておいたほうが、なにかと用心できるというものだ。ジャンケンや軍人将棋にオールマイティが無いように、男と女の情報戦にも「オールマイティな対応策」など存在しない----娑婆世界に、男と女がある限り。

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*1:ただし、日本では比較的無視されやすく、欧米が中心ではある
*2:その代わり、この国の出生率は一層低くなりそうだ。

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