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あたらしい日本のカジノの可能性〜カジノ解禁に向けた「IR実施法案」に向けた視察(後編)

前編に引き続き、 マカオのカジノIRの視察についてです。 私が日本でのIR実施法審議にあたって 最も懸念するのは、 マネー・ロンダリングのリスクです。

これについて、 現地のカジノのオぺレーター(責任者)と 会談の機会を持てました。 カジノにおいて、 マネー・ロンダリングの疑いの元になっているのは 「ジャンケット」という存在です。

「ジャンケット」は、 世界中のVIP上客に対して、 特別なサービスを行います。 カジノの個室もジャンケットが確保し、 部屋の中でのカジノは誰も状況が把握できません。

さらにジャンケットが 資金を融資するサービスもあります。

このような「ジャンケット」の存在が、 カジノにおいて最も不透明な部分であり、 マネー・ロンダリングの温床となっていると 言われています。

オペレーターにこの疑問をぶつけたところ、 日本でカジノをやるなら、 ジャンケットは無しにして、 日本ならではの、 新しいカジノを作れるのではないか、 と前向きに語ってくれました。

また、私が現場で気になったのは、 現金とチップの取引が、 何の確認もなく自由に行われている点。 例えばポーカーやバカラに参加する際、 その場で現金を出せば、 そのままチップに変わります。

これでは「汚れたお金」が チップに変わり、また現金に変わる。 つまり簡単にマネー・ロンダリングが できてしまうことになります。

取引の際の本人確認はもちろん、 一定額以上の取引に関しては、 納税証明を必要とするなど、 厳格な身元確認が必要だと思います。

ジャンケットを排除し、 厳格な身元確認を行う。 これによって、マネー・ロンダリング防止が 可能になるのではないかと思います。 日本での法案審議にあたっては、 これらを求めていきたいと思います。

また、日本でのIR実施への反対意見に、 ギャンブル依存症を助長する というものがあります。 私はこの意見に関しては、 カジノとは別問題として 考えるべきだと思っています。

日本には既に様々なギャンブルがあり、 ギャンブル依存症対策は カジノに限ったものではありません。 今回のIR実施法案とは別に、 ギャンブル依存症への対策が必要です。

今回のマカオ、 多くのお客様が、 楽しく賭け事をしていたのが印象的でした。 日本でのIR実施にあたっても、 このようなシーンを作れるよう、 積極的に提言して参ります。

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