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教授からのハラスメントで就職に失敗した学生の告白

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セクハラ、パワハラ、モラハラ....。あらゆるハラスメントが社会問題になっているが、大学内で行われるハラスメント(アカデミックハラスメント、アカハラ)も注目されている。2015年11月、山形大学工学部(米沢市)の男子大学生が、指導教員である男性助教(40代)のアカハラを苦に自殺したことが8月になって明らかになったばかりだ。報道によると、大学が設置した第三者調査委員会は自殺とアカハラの因果関係を認めた。

一方、某公立大学医学部6年の男子学生・片岡健太郎(仮名)も教授のハラスメントに悩んでいる。片岡は就職活動の影響で、うつ病となり、成績も思わしくなかった。しかし、ある教授の対応をきっかけに、さらにうつ病が悪化し、希死念慮も強まった。いったい、片岡はどんな対応をされたというのか。

就活や実習をきっかけに抑うつ状態に

ほとんどの大学では「ハラスメント防止委員会」が設置されている。ハラスメントの一例として、教育・研究上の地位または権限を利用して、学生らに教育上不適切な言動をし、研究意欲や研究環境を著しく阻害するようなものを「アカデミック・ハラスメント」と位置付けている。

片岡は就職活動などで悩んでいた。そこに実習でのストレスも加わってか、うつ病を患うことになる。2015年5月ごろには、精神科に受診していた。

「これまでもうつの気がないわけではなかったかもしれないですが、就職活動や実習などをきっかけに抑うつ状態になったのです」

成績も落ち込んでいく。大学では16年7月、成績不審者を対象にした面談が行われた。その面談を主導しているのは、今回、アカハラではないかと問われているA教授だった。面談には、そのほかに4人の教授がいたという。なぜ成績が落ち込んでいるのか、を聞き取りによって明らかにし、学生の勉強を支援することが目的の面談だ。

この面談で、片岡は「うつ病で精神科に通っている」と告げた。面談前くらいから、体が動かないことがあり、ずっとベッドの上で寝ていることがあった。そんなときは「死にたい」という言葉が脳裏に浮かんだ。そのため、「これが希死念慮だ。危ない」と感じていた。

しかし、そのことを告げることは勇気のいることだった。医療関係者の間では「プシコ」という言葉が使われることがある。元々はドイツ語のpsychiaty(サカイエトリィ)から来ており、精神病患者を指す造語だ。

「この言葉は、医学部内では精神病患者をややバカにしているニュアンスで使われています。ただ、A教授を信用していたこともあり、うつ病であることを告げました」

当初は都内の精神科クリニックで受診していたが、この面談を機に、片岡が通う大学内病院に通ったらどうか、と助言された。そのとき、B教授が主治医と決まったという。当初はB教授には、「死にたい」という希死念慮があること言えずにいたが、徐々に言えるようになった。うつ状態も徐々に改善していく。

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