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マカオのカジノは予想外〜カジノ解禁に向けた「IR実施法案」に向けた視察(前編)

先日、マカオへ出張して参りました。
カジノを含む統合型リゾート(IR)の視察の為です。

今秋の臨時国会での提出が予定されている、カジノ解禁に向けた「IR実施法案」。
昨年12月にIR整備推進法が可決されましたが、今回は実施法案となります。

IR実施にあたっての私の最大の懸念は「マネー・ロンダリング」のリスクです。
人身売買・臓器売買・麻薬取引で生み出された“汚れたお金”を浄化するシステムを日本に導入するべきではありません。

マネー・ロンダリング防止を徹底し、世界最高水準の厳格なカジノ営業規制の構築が必要不可欠です。
マカオは賭博性が強いという印象があり、これまで足が遠のいていましたが、「東洋のラスベガス」といわれるマカオを見ずしてカジノは語れまい、と行ってきた訳です。

実際に見て、驚きました。
中国経済の減速と、中国の外貨規制の強化によって、マカオに活気がなくなっていると聞いていました。
しかし、実際は全く違っていました。

その内、ひとつのIRは、6つの主要ホテル群、全室4,000室の稼働率は98%と、非常に高水準を保っており、活気にあふれていました。
近いうちに6,000室、更に増築する予定です。

さらに驚いたのは、客層の8割をファミリー層が占めること。
カジノの為の施設というよりは、ファミリーにとってのテーマパークとなっていたのです。

このカジノIRは、工夫が凝らされていました。
ホテルが周囲を囲み、中央には大きなプールを配置。
カジノは地下にあり、それを取り巻くように、レストランや小売店が配置されています。

カジノに行かない人は、一切カジノを見なくていい、関わらなくていいというつくりになっているのです。

これはラスベガスと決定的に異なるポイントです。
ラスベガスではカジノを通らなければホテルの部屋にも辿り着けないようなつくりでした。

さらに、周囲にはコンベンションセンター、コンサート会場、大きな映画館がありました。
カジノIRが文化の発信源にもなっているのです。

もちろんマカオ全体がそうではありませんが、マカオはファミリーも安心して楽しめるリゾートへと、大きく様変わりしようとしていました。

日本でも、ファミリーが安心して楽しむことができ、一部の大人が楽しめるカジノがある。
そして文化の発信源となる。
そんなIRが実現できると感じました。

明日は、私が最も懸念するマネー・ロンダリング対策について、視察にて感じたことをご紹介したいと思います。

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