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「短い夏季休暇」その2―青空の下でのリフレッシュを認める寛容さ―

8月23日付け本ブログに「『短い夏季休暇』―安倍首相と三人の元首相―」と題し、河口湖にある筆者の山荘に同5日、安倍首相と森喜朗、小泉純一郎、麻生太郎の3人の元首相を夕食会にお招きした際の写真を載せたところ、国内の新聞、テレビだけでなく中国や台湾のメディアにも転載され、あまりの反響の大きさに正直、驚いた。

ブログの写真説明に「現・元首相が大笑い!! 心からのリラックス」と記したように夕食会は大いに盛り上がり爆笑の連続。現、元首相の揃い踏みに加え、普段は見せない爆笑姿が珍しく、ブログを転載した意見サイトBLOGOSには「首相経験者4人が揃い踏みの写真って初めて見た」、「4人の写真、ほっこりしました」、「しっかり休んで備えてもらいたいですね」、「この状況でよくバカ笑いしていられますね」といった硬軟さまざまなコメントが寄せられている。

多くの人に関心を持っていただけたのは光栄だが、ブログの趣旨は、内外とも厳しい情勢が続く中、たえず「大事の判断」を求められる一国のリーダーは、これに備えるためにも可能な限り心身をリフレッシュしておく必要があり、安倍首相が趣味のゴルフを楽しむのを認める寛大さがあってもいいのではないか、ということだった。ところが写真に対する反響が大きすぎ、焦点が薄れたのが残念で、あえて「続報」を書くことにした。

首相のゴルフに関しては、2001年2月、米ハワイ州のオアフ島沖合いで愛媛県立宇和島水産高校の練習船が米海軍の原子力潜水艦と衝突して沈没した事件で、当時の森首相が連絡を受けた際、ゴルフ中だったとして批判を浴びたケースがある。しかし現在は緊急連絡網も完備している。

また同盟国・米国のリーダーには、オバマ前大統領らゴルフ好きが多く、信頼関係を築く上でも役に立つ。2月、フロリダ州パームビーチでトランプ米大統領とゴルフをした安倍首相も、プレーを楽しむ中で長時間、日米関係や世界の将来に向け、何をなすべきか、意見を交換したはずだ。

ゴルフに対してはかつて「広い土地を使う贅沢な遊び」といった批判をしばしば耳にしたが、筆者が国民和解日本政府代表を努めるミャンマーのように、「ハンデ18」を国軍士官学校の卒業条件にしている国もある。ゴルフの見方にも、それほど違いがあるということだ。

前回のブログでも触れたように、日本の首相の動きは「首相動静」、「首相の一日」といった新聞欄で国民に詳細に知らされ、職務内容も世界のリーダーの中で最も多忙である。私邸に帰っても警備、メディアの“監視”の中で、気が休まる時間は極めて少ない。

今や国民は年間120日以上、休日が取れ、正月休み、ゴールデンウイーク、夏休みと大型連休を楽しむ持代になった。一国のリーダーにもリラックスしオーバーホールする時間が必要ではないか。月に2、3度は青空の下でゴルフを楽しみ、心身をリフレッシュするのを認める寛容さをメディアにも国民にも持ってもらいたいと思う。

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