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ミサイルはクラスメートと大人に落ちろ~9.1自殺問題

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■ミサイルを歓迎する10代

今朝、北朝鮮による日本上空横断ミサイルが発射され、メディアはそれ一色になっている。

今日は8月29日で、例の、10代の自殺数が最も多い「9月1日」より3日前だ。1学期に不登校していた生徒、あるいは不登校はしないまでも登校が苦痛だった生徒は、ミサイルがあろうがなかろうが、たいへん気の重い数日を過ごしていることだろう。

2学期に登校するかどうか。それは、同居する親からの規範的励ましに加え、自分自身の内面から届く規範的メッセージ(学校に行かなければいけない)との闘いでもある。

その内面の葛藤は時に当事者を鬱に追い込み、人によっては自死願望へと導く。

多くの自死願望は甘美な逃避妄想(「自分が世界からいなくなってしまうと、周りの者達はどんなに心配するだろう」と想像し微笑む)だから、想像し妄想するだけで終了する。

が、それが本格的な鬱と結びつくと、実際の自殺行動に及ぶ。

その危険性が最も高いのが、「9.1」ということなのだろう。

そんな心境の時、「ミサイル」は他人事のはずだ。

自分が学校に行けず徹底的な屈辱感にまみれる時、外国からのミサイルは関係ない。いやむしろ、自分をいじめる同級生や自分を抑圧する教師や親たち大人をビビらせるミサイルは歓迎できる事態なのかもしれない。

■甘美な自死幻想

僕も高校時代は自死願望を抱きながら毎日を過ごしていた。

僕のハイティーン時代は米ソ冷戦の後期で、ソ連によるアフガン侵攻があり、今ではある意味想像できないが、世界全体と地球全体が「終局」に向かって疾走しているような雰囲気だった。

そんな雰囲気のとき、17才の僕はひたすら死にたかった。

それは上に書いたような甘美な自死幻想だったのだと思う。自分が死んだら親はどんなに悲しむだろう。自分が死んだら少しは同級生たちはびっくりするだろうか。

そのインパクトが、自分の生きてきた証になる。

こんなことを日々本気で考えていた。

テレビのニュースでは、日々アメリカとソ連の緊張状態を報道している。中国や北朝鮮と日本は当時はそれほど緊張感はなく、むしろ韓国国内での要人の暗殺があったり市民デモがあったりと、より身近なところの国際ニュースが日々流されていた。

自殺妄想に酔いしれる僕は、この際、米ソの全ミサイルが発射され地球に核の冬がもたらされ、当然僕は死ぬものの、僕以外のほとんどの人間も死んでしまって一部の人達が生き残り、小松左京と草刈正雄の「復活の日」とか「猿の惑星」シリーズみたいに美しく地球が蘇っていけばいいのに、なんて子どもらしい妄想を楽しんでいた。

自殺願望に酔いしれる一部の僕みたいな子どもにとって、ハルマゲドンとか破滅は何となく楽しいものだのた。

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