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一般人が選ぶべきゴルフクラブは平均的女子プロを参考にせよ


【アン・シネのようなトッププロよりアベレージの女子プロを参考に】

 今年のゴルフドライバーの傾向は世界中のツアーで主役になったテーラーメイドの「Mシリーズ」をはじめ、キャロウェイの「エピック」、ブリヂストンスポーツの「TOUR B」、ミズノの「MP」、ダンロップの「スリクソンZシリーズ」など、各メーカーともにプロが実際に使用しているツアーモデルが中心となっています。

 従って、今年は上級者にとってはクラブを選びやすい年といえるでしょう。また、ツアープロが使うクラブと同じものが一般向けにも商品展開されているので、アベレージゴルファーにもかなりの恩恵があるといえます。

 全般的にヘッドの顔が良いこと、またルール適合モデルとして重心位置や素材など、メーカー独自の研究開発によって実現した飛距離の伸びなどがその例です。

 私はこうしたプロがツアーで使用する、いわば超一流のヘッドに、プレイヤーそれぞれが身の丈に合ったシャフトを組み合わせることをお勧めします。最近は純正シャフトにも性能が高いものが多いですが、あくまでも平均的なゴルファーに照準を合わせています。

 より良いカスタムシャフトと出会うことができれば、アベレージやシニアゴルファーにとっても大変心強い武器となってくれるはずです。

 では、どんなシャフトを組み合わせればよいでしょうか。正解は、「アベレージの女子プロが使うシャフトを参考にする」ことです。女子プロとはいえ、飛ばし屋の選手は男子アマよりヘッドスピードが速いこともあるため、あくまで参考にするのはアベレージの選手にしましょう。

 一般的には、安定して飛ばすには軟らか過ぎないシャフトで、程よく軽いものがベストでしょう。長さはミート率を考慮すると45.5インチぐらいが最適で、飛ばすためにはドロー系弾道の出やすいヘッドとの組み合わせがいいと思います。

 ちなみに今年のドライバーのキーワードとなっている“たわみ”ですが、フェースの“たわみ”を謳っているメーカーでもR&Aのチェックにより規則に適合しているモデルで、特別なスプリング効果がないという証拠なので、それほど気にする必要はありません。

 それよりもヘッドやシャフト、そしてクラブの重さ、リアルロフト(メーカーの表示ロフトではない実際のロフト)が自分に合っているのか。こういった要素こそが「飛ばし」には重要です。

■文/松尾好員(クラブデザイナー)

※週刊ポスト2017年9月1日号

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