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絶対王者"マツキヨ"が3位に転落したワケ

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(ビジネスリサーチ・ジャパン代表 鎌田 正文)

22年ぶりにドラッグストア業界の首位が交代した。1995年3月期から売上高トップだったマツモトキヨシホールディングス(HD)が、イオン系のウエルシアHD、「ツルハドラッグ」のツルハHDに抜かれ、3位に転落した。「絶対王者」の転落はなにを意味するのか。『図解!業界地図2018年版』(プレジデント社刊)の著者が緊急分析する。

■積極的なM&Aで成長するドラッグストア

ドラッグストア大手の主導権争いが面白い。特に2016年度は、売上高ベースの企業順位に大きな変動があった。



2016年度の連結売上高で業界トップに躍り出たのは、6231億円を計上したウエルシアホールディングス(HD)だ。同社はイオングループの中核企業の1社。「ウエルシア薬局」や「薬局ダックス」などの店舗を展開する。2位は、「ツルハドラッグ」「くすりの福太郎」「くすりのレデイ」などを運営しているツルハHD。グループ売上高は5770億円だった。

ウエルシアHDやツルハHDは、積極的なM&A(企業の買収・合併)で売上高を伸ばしてきた。ウエルシアHDは15年3月にタキヤ(兵庫県尼崎市)とシミズ薬品(京都市)を子会社化、15年9月に完全子会社にしたCFSコーポレーション(その後吸収合併)の業績が通年で寄与した。ツルハHDは15年10月にレデイ薬局を子会社化している。

“マツキヨ”の愛称で知られ、売上高ベースで20年以上にわたって業界トップの座を死守してきたマツモトキヨシHDは、5351億円で3位に転落した。不採算店の閉鎖を進めたことで、売上高は前年度比で微減している。今後も、店舗数の拡大より、収益を重視していく方針だ。

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