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北朝鮮の核保有が認められない理由

■「唯物無神論無法独裁国家」の危険性

 昨晩、録画しておいた「朝まで生テレビ」を観てみた。ウーマンラッシュアワーの村本大輔氏が出演していたのは意外だったが、最近はゲスト席へのインタビュー等が無くなったので、世間一般の国民の代表者(?)的な意見を中間に用意したと考えれば、なかなか新鮮な試みだったのかもしれない。

 番組の中で「北朝鮮の核保有を認めるか否か?」というような話があった。他国の核保有を容認しているのだから、北朝鮮の核保有も認めるべきというような話が出て驚いた。

他国の核保有を容認しているのだから、北朝鮮の核保有も認めるべき

 一聴すると、もっともな話に聞こえるかもしれないが、これは無理な相談だと言える。その理由を書いてみようと思う。

 他の先進国が核武装しているのに、なぜ北朝鮮が核武装することがいけいないのか? それは、先進国や後進国であるという理由ではなく、なにをしでかすか分からない国だからというのが第一の理由だと言える。

 まずは、法治国家ではないということと、唯物無神論国家であるところが大きい。要するに、善悪の基準というものが曖昧であり、精神的に自らを律するものが存在しない国であるところが、世界の常識人からは極めて大きなリスクに映るからである。

 欧米の先進国はもとより、日本でも昔から「悪いことをすれば地獄に堕ちる」とか言われる。現在はどうか知らないが、子供の頃からそういった話を聞き、少なからず、宗教的な善悪を理解する環境が自然と出来上がっているが、北朝鮮のような共産主義国家にはそういったものは一切無い。

■「核兵器」という危険な玩具

 大抵の日本人は、法律以前に、悪いことをすれば裁きがあることを知っている。法律に書かれていまいが、人を殺めることや傷付けることはいけないことであり、良心が咎めることであることも知っている。
 思想統制によって、そういった当たり前の感情を失っているということがどれほど恐ろしいことであるかを考える必要がある。

 「神」という存在の認識が無い共産主義国家では、「誰も見ていなければ、何をしても構わない」という精神が芽生える。殺人を犯そうが、人を傷付けようが、物品を盗もうが、誰も見ていなければ(見つからなければ)何をしても構わないという発想は、幼児の発想そのものである。つまり、精神的に大人になっていないという意味で、危険な玩具(核兵器)を持たせることは御法度なのである。

 北朝鮮では無法者である「将軍様」が「神」であり、将軍様が「法」であり、将軍様に逆らえば無慈悲に殺される。そんな理不尽なことが罷り通っている幼児国家を、まともな良識が根付いた国と同列に扱えるはずがない。

 まともな精神を持った人間なら、大量殺人兵器である核兵器を使用するなどということはできない。そんなことをすれば、良心の呵責に耐えられず、自ら死を選ぶ人がほとんどだろうと思う。敬虔なキリスト教徒や仏教徒であれば、死後、地獄の業火に焼かれ、永遠の苦しみを背負うことになるかもしれないという前提知識を持っているので、そんな割りの合わないことはできなくなる。できるとすれば、狂気の大量殺人者が出現した場合、その悪を止める場合には許されるという確信がある時のみだ。

 トランプ大統領が金正恩をそういう目で見ているのだとすれば、起こらないと思われている戦争も、「正義」の名のもとに実際に起こる可能性がある。

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