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ドラマ「過保護のカホコ」は家族システム論的に見てわかりやすい


番組ホームページより。http://www.ntv.co.jp/kahogo-kahoko/

過保護のカホコというドラマの評価が高い。

●AIも視聴率も好調 『過保護のカホコ』夏ドラマ大穴から本命へ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170810-00000326-oric-ent

絵に描いたような箱入り娘の大学生が自ら箱を飛び出そうと成長するドラマである。これは家族システム論の教材として見てもわかりやすい。

感情癒着状態に陥っていた3人の家族のうち、娘のカホコが、男友達から影響を受け、自己分化度を上げようとする。家族の感情癒着状態に変化が生じ、家庭内の人間関係にごたごたが生じ始める。カホコの変化から、連鎖的に父親にも変化が起きた。次はきっと母親に変化が起こる。そしてそのあとはきっと父親の家族、母親の家族にまで連鎖がおよび、家族みんなが自己分化度を高め、自立していくという展開になるのではないだろうか。

この物語ではカホコが家族全体の変化のきっかけをつくったが、きっかけは誰でもいい。父親が変化から変化しても、母親から変化しても、いずれにしても感情癒着状態を脱し、人間関係が一度ぐちゃぐちゃになって、収まるところに収まる過程で、それまで家族の中にあった歪みがなくなる。そうやって安定的な時期と不安定な時期をくり返して、家族は進化する。

だから、家族に対する不満がある場合も、その人を変えようとするのではなく、まず自分が居心地の良い状態になれるように変わってしまうというのが一つの手段。そうすれば家族全体も自然に変わっていく。いちどぐちゃぐちゃはするだろうけれど。

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