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吉本興業1号アイドル 小高紀子の負けない強さの原点 「むちむち・むっちーん」の精神


「むちむち・むっちーん」 桂三枝(現・桂文枝)師匠直伝のギャグで、セクシーギャグドル・小高紀子が誕生しました。

吉本興業(現・よしもとクリエイティブエージェンシー)時代の芸名は、本名の小高紀子(こだかのりこ)。漫才師でも、落語家でも、新喜劇の役者でもない、板の上の芸を全く知らない、お笑いの会社では異色の…気楽に浮いた存在でした。

自己紹介する時は…。

「調子がいいでしょワタシ…。でも、写真集を出したりして、グラビアアイドルみたいに売れっ子だったんです。デビュー直後から東阪でテレビ・ラジオのレギュラーが11本。笑える話ですけど、道頓堀の橋の上なんか人だかりになって歩けないくらいだったんですよ。当時はバラドル全盛期、可愛いおバカキャラで売り出していましたから。まだ『秘密のケンミンSHOW』もありませんでした、27年前の1990年のことですからね。大阪ではかなり珍しい存在だったのかも知れません」

と言っています(笑)


両親は東京人。父は大学の法学部を卒業し、松下電器産業の特許部へ就職。そんな父を追いかけて、世間知らずのお嬢様だった母が東京・白金から大阪へ押し掛け女房に。そして、私と5歳年下の弟が産まれた。その後、父は小高国際特許事務所を開設、お決まりのように浮気がバレて母が家出。離婚、家庭崩壊、母は37年も行方不明…。

子供の頃は歌手になるのが夢だったんです。いつの間にかそんな夢も忘れかけていた短大時代のバイト先で、お笑い会社の関係者に声をかけられました。暗かった心に灯がついた…。

●吉本興業で徹底的に叩き込まれたこと

間やオチもわからず、好き勝手にボケて周りを慌てさせる天然が、突っ込んだり突っ込まれたりして瞬間的に笑いをさらって行く。そんな「むちむち・むっちーん、小高紀子」という存在、第一線で活躍する芸人さんたちの目にはどう映っていたのでしょうか。

仕事が欲しかったら毎日会社へ来て顔を売ること。

何が何でも前へ前へと出て行くこと。

どんなことでもムキにならず軽く受け流すこと。

自分の存在がいくらの価値なのか常に意識すること。人前に立つ責任感と、絶対的な商品価値について、徹底的に叩き込まれたものです。

女優やナレーター、タレントの仕事をしている今でも、この吉本興業時代に学んだ「負けない強さの哲学」が、原点になっています。


小高麻友美(こだかまゆみ)
女優・ナレーター・タレント・司会者。1966年5月14日、大阪生まれ。
90年に吉本興業(大阪本社)から異色のグラビアタレントとしてデビュー。約7年間のタレント活動を経て上京。98年、事務所を移籍し、TBSドラマ「独身生活」で女優デビュー。以後、ドラマ出演多数。00年、本名の小高紀子から小高麻友美に改名。2002年~2004年、ドラマテイストのファンタスティックコメディ、フジテレビ「旬が好き!」で主演。また、同番組の主題歌・エンディングテーマも歌う。公式ブログ「女優・小高麻友美のゴーイングマイウェイ」

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