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【フリーフロム】、地方スーパーのハイヴィーも!「ヤッタもん勝ち」「早いもん勝ち」?

170810ハイヴィー

■アメリカのスーパーマーケットではPOPに「〇〇フリー」と書かれていることを目にする。「グルテン・フリー(gluten-free)」「ラクトース・フリー(lactose-free)」「抗生物質フリー(antibiotic-free)」「ホルモン剤フリー(hormone-free)」などだ。これらはヘルス&ウェルネスの食品分野で大きなトレンドとなっている「フリー・フロム(free-from)」食品カテゴリーなのだ。「フリー・フロム(free from)」とは「ない」「存在しない」という意味であり、フリー・フロム食品とは原材料からアレルギーの原因となる物質や、(必ずしも科学的に証明されているわけではないが)消費者から健康に悪いと思われている物質や添加物を取り除いた食品のことを指す。「非遺伝子組み換え(non-GMO)」食品もフリー・フロム食品のカテゴリーに入る。

また、効率的に産卵を行わせるための狭いカゴ(ケージ:cage)を使用せず、のびのび育てた鶏の卵の「ケージ・フリー卵(cage-free egg)」もフリーフロムのトレンドになるのだ。また新たに地方のスーパーが、フリーフロムのトレンドに乗ったイニシアチブを発表した。

 アイオワ州を中心に8州に245店舗を展開するスーパーマーケットのハイヴィーは3日、同社のプライベートブランド(PB)食品の原料から甘味料や着色料など人工添加物を除いていくことを発表した。ハイヴィーの「クリーン・オネスト原料(Clean Honest Ingredients)」は、PB食品を対象に異性化糖(HFCS:high-fructose corn syrup)や人口調味料、食用色素、部分水素化油脂( partially hydrogenated oil)、日本ではうまみ調味料としてしられるグルタミン酸ナトリウム(MSG:Monosodium Glutamate)など約200種類の添加物の使用を順次、止めていくイニシアティブだ。約1,000品目となる全PB食品を対象に2018年の7月までに完遂するという。

すでに添加物の使用をやめたハイヴィーブランドのケチャップやアーモンドバター、トルティアチップなどは商品パッケージにクリーン・オネスト原料のロゴを貼って訴求している。フリーフロムのプライベートブランドでは、スーパーマーケット最大手のクローガーの「シンプル・トゥルース(Simple Truth)」やディスカウントスーパーマーケットのアルディの「シンプリー・ネーチャー(SimplyNature)」「ライブGフリー(liveGfree)」、ディスカウンターのターゲットの「シンプリーバランス(Simply Balanced)」があり、地方のスーパーではHEBが昨年、昨年甘味料や着色料など人工添加物を含んでいないPB「HEBセレクト・イングリディエンツ(HEB Select Ingredients)」を発表した。

 大手食品メーカーや外食業界から始まったフリー・フロムのトレンドはさらに拡大していくと予想されている。
15年3月27日 - 【ヘルス&ウエルネス】、食品業界が訴求するフリーフロム!第3の食品マーケティング?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤のクライアントの多くが、当社と「秘密保持契約書」を交わしているため企業名は公にできません。大手では売上規模で「兆円」単位のグループも含まれています。日本人なら誰もが知っているような兆大手ですから、トップと役員がアメリカに来るときはリスク管理の観点からフライトもいくつかに分けて来ます。クライアントの規模によってコンサルティング内容やクォリティは変わりません。が、アドバイス・ポイントは大きく変わってきます。

5年前からクライアントに強調していたのは「情報の透明性」です。同時にナチュラルやオーガニック、フリーフロムについてもスーパーマーケットの売場で事例を示して、助言していました。なぜならアメリカの消費市場で起こることは日本でも必ず起こるからです。大手企業のクライアントに良い悪いを論じるわけではありません。「次はこうなる」と成功事例を示し、失敗事例からはリスクを避けるため損しないように学んでもらうのです。

⇒それでも時には彼らが聞きたくないことを教示しなければなりません。「日本の流通はアメリカより5年~10年遅れている」と言えば、日本人ならちょっとムッとするのが人情かもしれません。でも、「情報の透明性」を事例で示すとそれを認めざる得なくなります。その一つが日本の成分表です。日本の食品衛生法による食品添加物の表示ではグルタミン酸ナトリウム(MSG)は「調味料(アミノ酸)」と表示され、核酸系などのほかの調味料が混ざったものは「調味料(アミノ酸等)」と表示されることになっています。

コンシューマーレポートなど消費者団体の影響力が強いアメリカでは原料のカバーアップ(隠ぺい)はあり得ないことです。味の素のMSGを身体に良い悪いと論じているわけではありません。日本では情報の不透明性から、消費者に原料の詳細が知らされないことが問題なんですね。お菓子などの日本語成分表と英語の成分表を比較すれば、日本がアメリカより5年~10年遅れていることは認めざる得ないのです。

⇒最近ではアメリカ版日清カップヌードルも、わざわざ「MSG不添加(NO MSG ADDED)」とパッケージ表示になりました。これもフリーフロムのトレンドです。メーカーから外食、さらにはスーパーマーケットもフリーフロムになっていると後藤は以前からクライアントに指摘していました。残念ながら日本は変化スピードが遅い現状があります。アメリカで起こっていることから数年の時差があるのです。

見方を換えればアメリカで起こっていることをいち早く取り入れれば先行者利益を得ることができるのです。簡単に言えば、ヤッタもん勝ち、早いもん勝ちです。実際、当社のクライアントが、そうやって儲けています。後藤は、企業が実利をあげていかない事には、コンサルティングをやっている意味はないとも思っています。「情報の透明性」や「情報の透明化」もまさに実践スピードがモノを言います。「食品衛生法があるから」を口実に何もしないのでは、他者に先を越されるだけです。

 いつも言っているように後藤を使って儲けてください。特に大企業は。儲けられないのならコンサルティング費用全額を返しますから!

16年9月20日 - 【HEB】、フリーフロムPB発表!情報非公開では豊洲の空洞みたく謎肉祭も謎に臭い?

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