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こういう時に政府のリーダーができること

東北沖大地震でダメージを受けた東京電力福島第一原子力発電所が爆発しました。これに関して一連の政府の発表は後手後手に回り、マスコミやネットで批判されています。僕はツイッターを見ていましたが、政府の発表やそれを受けてのNHKの解説に比べて、hayano氏やikedanob氏の方がより速く正確であったと思います。

枝野官房長官は政府が情報収集とその分析に尽力しているといっていますが、正直いって正確に情報を収集してそれを正確に分析するなんてことは絶対にできないので無駄です。菅首相は自衛隊のヘリで現場に駆けつけたといいますが、菅首相が現場に駆けつけてもいいことは何もありません。むしろ現場は、菅首相みたいな非常に偉い人が来ると、その対応に追われ、迷惑この上ありません。

仕事ができない上司ほど、いろいろ指示を出してリーダーシップを取ろうとします。自分の専門分野の政治・経済でたっぷり時間があってもリーダーシップを取って的確に物事を進められない人たちが、このような全く専門外の原子力発電所や被災時の緊急救助活動で、刻一刻と変わる状況の中で適切に意思決定できることは、まず間違いなくありえません。僕は何もここで菅首相や枝野官房長官を責めているのではありません。こういう状況で政治のトップができることなんて、誰がやってもほとんど何もないのです。

彼らがやるべき事はなんでしょうか? それは現場を信じる事です。そして現場がベストと思うことを現場がやりたいようにやらせてあげるだけです。リーダーはこういう時は「責任は俺が全部取るから、後はやりたいようにやってくれ。任せた」と一言いえばいいのです。それが有能なリーダーです。


米軍の支援なども、さまざまな二次災害の分析などをしてから、正式に要請しようとなどと考えることは無意味です。こんな時にビジネスとか投資の話をするのは不謹慎かもしれませんが、正確な十分な情報を得てから正しい分析をして意思決定していてはダメなのです。そんなことができるころにはチャンスはとっくになくなっているからです。不完全な情報の中で目をつぶって飛び込まないとダメなのです。このように被災者の命がかかっている時は尚更そうです。正確な情報などありません。スピードが重要です。米軍にも「俺は何もできないから、後は頼んだ。やりたいようにやってくれ」と一言いえばいいのです。リーダーの仕事は最後に責任を取ることだけです。それで何の問題もありません。

原子力発電所で最後まで作業している現場の技術者の人たちには本当に感動しました。政府から偉い人たちが着ても無視すればいいし、マスコミが情報を出せといっても無視すればいいです。自分がベストと思うことをやってほしいです。避難が必要で、そのために東京の人たちが被爆するようなことがあっても、何の問題もありません。誰もそんなことで現場の人たちを責めたりしないでしょう。

僕たちのような被災しなかった人たちも、今は何もできることはありません。節電したり、車や電話を使うのを控えたりするぐらいです。現場で活躍している警察や消防隊や自衛隊や海外のレスキュー・チームを信じることだけです。そして落ち着いたら、信頼できるNPOなどを通して寄付したりすることぐらいです。それで何の問題もありません。

みなさん、現場の人を信じましょう。そしてひとりでも多くの被災者が救出されることを祈りましょう。

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