記事

ハタがない。ハナがない。ハキがない。〜日本ファーストがこのままでは国民の支持を得られないだろう三つの理由

 さて、小池百合子東京都知事の側近の若狭勝衆院議員が、国政政党設立を睨み、政治団体「日本ファーストの会」を7月に設立したことを明らかにしました。

(関連記事)

「小池新党」結成見据え「日本ファーストの会」設立 政治塾も開講へ 若狭勝衆院議員が表明
http://www.sankei.com/politics/news/170807/plt1708070046-n1.html

 今回は当ブログとしてこの「日本ファーストの会」を取り上げたいです。

 さて若狭さんによる「日本ファーストの会」設立ですが、この展開は大方の予想通りではありまして、小池氏が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」の国政進出への布石、ととらえることができましょう。

 都議会選において第一党たる自民を完膚なきまで打倒した都ファ躍進、これを国政レベルで再現するための「自民党でも民進党でもない政党」(若狭氏)設立にむけた動きなのでありましょう。

 で、この「日本ファースト」というネーミングがさっそく大ブーイングなわけです。

(関連記事)

キャリコネニュース
2017年08月08日 09:21
「日本ファーストの会」の名称が物議 「なぜ国民ファーストじゃないのか」「極右のネーミング」という声相次ぐ
http://blogos.com/article/239163/

 なんで「国民ファースト」じゃなくて「日本ファースト」なんだ?、右翼丸出しじゃん、「アメリカファースト」のトランプじゃああるまいし、とさんざんなわけですが、これですね、若狭さんを擁護するつもりはないのですが、一方的な批判は少しお気の毒なので説明しておきますと、

 まず「国民ファースト」という団体名は、もうよそで登録されていて使用不可だったそうです。

 で、取り敢えず「日本ファースト」にしましたが、国政政党設立の際はまたこの団体とは別に、したがって新たに政党名を考えるとの事です。

 まあ、「日本」にしろ「国民」にしろどの道「××ファースト」などという政党名は、当ブログから言わせていただければですが、厚顔無恥な大衆迎合モロ出しの頭の悪い「ゲスの極み」政党名なわけで、半年前から痛烈批判させていただいております、ハイ。

(関連エントリー)

2017-02-06 「○○ファースト」といういかにも頭のよろしくない有権者迎合主義
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20170206

 ネーミングで批判しても仕方ないのではありますが・・・

 それはさておき、この若狭さん代表の「日本ファーストの会」、国政政党を目指すわけですが、だとすれば国会議員最低5人あつめるところから始めることになるわけですが、ちまたで噂されているのがこの五人です。

 自民党を辞めた若狭勝さん、

 民進党を除籍になった長島昭久さん、

 維新の会を除籍になった熊手オヤジこと渡辺喜美さん、

 次世代の党を辞めた松沢成文さん、

 そしてこたび民進党をお辞めになる細野豪志さん、

 この5人であります。

 政治家としての経歴がほとんどない若狭勝さんのもとに、長島、渡辺、松沢、細野、これらのクセのある強者どもをどう集めるのか、あるいは集めないで別の道を探るのか、興味が尽きないのですが、このメンツが主要登場人物だとすると、国民の支持を得られるかどうか、いやあ実に先行きが厳しいと思われるのでありますが、いかがでしょう。

 「日本ファーストの会」がこのままでは国民の支持を得ることはできない、その三つの理由をあげていきましょう。

 まず第一にハタ(旗)がない。

 新たな政治集団が心ある同志を結集するには当然ながら、その旗(理念・政策)を高く掲げるべきであります。

 それがない。

 若狭さんは、設立の動機を「非自民・非民進の新たな国政政党の必要性」に求めていますが、仏作って魂入れずと申しましょうか、手段が目的化してしまっていて肝心の「理念・政策」がまったくないわけです。

 政治集団としてこれでは「自分ファースト」の烏合の衆との批判をまぬがれないでしょう。

 第二にハナ(華・顔)がない。

 橋下元大阪市長にしろ小池都知事にしろ、好き嫌いは別にして強烈な個性・カリスマ性を有していましたが、この若狭さん他5人の政治家には、

 それがない。

 失礼ながら、もう一人か二人、ハナのある政治家を巻き込まないと、国民の広い支持を獲得するのは難しいのではないでしょうか。

 そして最後、第三にハキ(覇気)がない。

 ハキとは少年漫画『ONEPIECE』に登場する特殊能力のことではありません、為念。

 そうではなく、「あふれるばかりの意気。意気ごみ」のことです。

 「覇者になろうとする意気。野心」です。

 ハタもなくハナもない人たちにそれを求めても詮無いことかも知れませんが、当ブログとしては最も政治家(集団)に求めたい、覇気・あふれるばかりの意気・意気ごみが、感じることができなかったのです。

 若狭さんの会見から感じたのは、大志ある「戦略」・意気込みではなく、姑息な「戦術」・サバイバル術でありました。

 ・・・

 ハタがない、ハナがない、ハキがない。

 今回は、「日本ファーストの会」がこのままでは国民の支持を得ることはできない、その三つの理由をあげてみました。

 すべてがこれからの政治集団に、少々言いすぎたかもしれませんが。

 読者のみなさんには、「日本ファーストの会」設立、どう感じられたでしょうか。

(木走まさみず)

あわせて読みたい

「日本ファーストの会」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    叩かれたけど本当はスゴい4議員

    駒崎弘樹

  2. 2

    苦境に立つ元民進の大物議員たち

    BLOGOS編集部

  3. 3

    ハゲに不倫…お騒がせ議員当落は

    田野幸伸

  4. 4

    辻元清美氏に山本一郎氏から激励

    辻元清美

  5. 5

    「安倍ヤメロ」を煽る朝日新聞

    深沢明人

  6. 6

    スバルの強さは選択と集中がカギ

    片山 修

  7. 7

    よしのり氏 希望の党は壊滅する

    小林よしのり

  8. 8

    ウーマン村本がLGBT当事者と激論

    AbemaTIMES

  9. 9

    衆院選自民大勝で森友うやむやに

    阪口徳雄

  10. 10

    水戸黄門 入浴は元AKB篠田で継続

    文化通信特報版

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。