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仲間ゼロでも細野氏が民進を見限ったワケ

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8月8日、民進党の細野豪志衆院議員が、民進党に離党届を提出した。旗を立てなければ人は集まらない。細野氏は離党の理由について、「政権交代可能な政党を作る」と話している。だが現時点での同調者はゼロ。民進党は分裂するかもしれないが、そのとき野党勢力の中心になるのは、細野氏ではなさそうだ――。


野田佳彦幹事長に代表代行の辞表を提出した後、取材に応じる民進党の細野豪志氏=4月13日、東京・永田町の衆院第1議員会館(写真=時事通信フォト)

■「共産党との共闘」を批判するが…

8月8日、民進党の細野豪志衆院議員が、民進党に離党届を提出した。閣僚も経験した大物議員だが、党内からは冷ややかな目でみられていると聞く。なんといっても、細野氏に同調して離党する議員がゼロというのが大きい。自身の派閥である「自誓会」には約10人の国会議員がいるはずだが、ともに離党するという議員はいなかった。

なぜ細野氏は離党するのか。細野氏本人は、憲法改正や安保法制への対応、そして「政権交代可能な政党を作る」などと説明している。先に離党している長島昭久衆院議員も同様の理由を挙げていた。細野氏も長島氏も民進党内では右派の政治家として知られている。民進党は共産党との共闘を党方針として進めており、右派である長島氏や細野氏は党内にとどまることを受け入れられない、という受け止めが一般的なようだ。

しかし、そうした理由は苦し紛れのものだろう。なんと言っても今回の離党は同調者が今のところゼロなのだ。仮に自誓会から数人が追随したとしても、小政党にしかならない。政権政党には程遠いだろう。あるいは細野氏に追随しやすくするための「打ち上げ花火」という理解もできるかもしれない。旗を立てなければ人は集まらないのだから、派手に打ち上げるというのは永田町ではよくある話だ。さて、最終的に何人の同調者が出るだろうか。大規模な政界再編が起きて、その中核になる、という話であればまだ理解できるが、現在はそういう状況ではない。

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