大学生による国家予算を切り口とした国家グラウンドデザインコンテスト「未来国会2011」が去る9月24日、東京・駒場で開催された。これは、大学生が未来の国家ビジョンを「国家予算」という形で競い合うコンテストで、大学生にとってはこれから50年以上も生きていくこの国をどうするのか、どうして行くのかを考える絶好の機会となった。【取材・構成・写真 田野幸伸(BLOGOS編集部)】
・・・とはいえ、著者自身が学生時代に国家予算の事を考えたことがあったかというと、「1秒もない」と断言できる。そのコンテストに多くの学生が参加し、当日は200人を越える観客が集まり、その大半が大学生。今回このイベントを主催したスタッフもほとんどが学生だ。正直驚いた。
コンテストの課題は、
20年後の日本の国家ビジョンを考え、そのための具体策として5年後の国家予算を示しなさい。
というもの。
決勝に残った4チームは、様々な予算案を示した。
東日本大震災で大きな被害を受けた、宮城県から参加のチームは「未来へ向けた地域づくり」と題し、人と人のつながりを大切にする社会、地域コミュニティの構築を提案。
「Japan as No1」を再び。少子高齢化を世界に先駆けて克服し、そのモデルを手本にしてもらおうというチーム。
高校生の留学を必須にし、国際感覚を身に着けてもらおう、リニアモーターカーを全国に走らせようというチーム。
そして、新入社員が様々な業種を経験する制度を作り、社会保障の拡充をもって、チャレンジしやすい国にしようという提案がそれぞれから出された。
当日のコメントゲストは、前・文部科学副大臣の鈴木寛参議院議員、毎日新聞社論説副委員長の与良正男氏、メディアジャーナリストの津田大介氏の3名。
参加者の国家予算プレゼンに、次々と厳しい突っ込みを入れてゆくゲスト陣。
「財源はどうするの?」「それを国家がやる意味は?」
プレゼンの用意は出来ていた学生たちも、想定問答までは用意していなかったらしく、かなり追い込まれていた。
プレゼン・ゲストとの質疑応答を総合的に判断し、会場に集まった観客が投票。「チャレンジャーズ国家ニッポン」を掲げ、若者のチャレンジを応援し、労働の自由化推進を提案した「チーム東大・早大」が見事優勝した。さらに、予定にはなかったが、プレゼン内容に感心したゲスト3名から、宮城県から参加のチームへ特別賞が贈られた。
優勝したチーム東大・早大

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