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トランプ大統領「中国に失望した」。(一方、中国は笑っているか。)

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  この人の率直さには、ほとほと感心する。その日その日の思いを毎晩ツイッターに書くのだから、彼の頭の中は手に取るように分かる。裏表がないから、正直と評価する人も多かろう。

  しかし、彼はアメリカの大統領、少なくとも西側世界の最高実力者。私は本当に大丈夫かと心配する。ビジネスでならよかったろう、しかし彼が担っているのは地球全体、少なくとも地球の半分は彼の双肩に掛かっているのだ。

  中国に「失望した」と言った。それは北朝鮮がいよいよ本格的にICBM(大陸間弾道ミサイル)を成功させた。それに載せる核弾頭も多分完成している、しからばアメリカ本土はもはや北朝鮮の射程範囲にはいってきた。その北朝鮮を止めてくれるのが中国である、だから中国をほめ上げ、よいしょした、ところが全然効果が出ない、よって今回、努力が足りない、「失望した」と中国に愚痴をこぼした。...

  何と素直で幼稚なロジックではないか。あの中国に期待を寄せて、ほめ上げ、通商問題を譲っても、などと考えること自体、中国の本当の怖さを知らない。野菜屋で魚を求める以上に難しい。トランプ氏の外交観が最も素人の危険なところ、それを阻止できない取り巻き(米国の外交安保当局、議会、国民)こそがもっと深刻に懸念すべきところ。北朝鮮向けに勇ましくカールビンソンを送っている間に、中国の南シナ海の軍事侵攻は一層進んだことに気付いているか。「同盟国」というなら日本にも大いに責任がある。

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