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夏の甲子園高校野球になくて、人生に必要なのは「敗者復活戦」

夏の風物詩と言えば、高校野球です。中学生の時にテレビにくぎ付けになった箕島対星稜の延長18回の死闘は、未だに脳裏に焼き付いています。

高校野球の夏の大会がドラマチックなのは、プロ野球などと異なり、トーナメント方式で優勝校が決められるからです。たった1つのエラーによって、負けてしまえばそこでゲームオーバー。敗退すれば、その後の敗者復活戦はありません。実力のあるなしや、努力するしないに関係なく、小さな運不運によって結果が変わってしまうことがある。そんなはかなさが逆に魅力を高めているのだと思います。

しかし、人生において大切なのは、この「敗者復活戦」ではないかと思います。

失敗をしない人は世の中にはいません。誰しも意図的であれ、無意識にであれ、今までの人生において判断ミスや行動の過ちを犯し、それを悔い改めて今があるのではないでしょうか。エラーをしたら終わりではなく、エラーをしたマイナスの状態から如何にリカバリーをしていくか。それこそが人生の真価を問われる瞬間ではないかと感じます。

思い通りにいかなくても、逆境で腐ることなく、何度もチャレンジを続け、どん底から這い上り「敗者復活」してきた人には、生き様に味わいがあります。懐が深く、人生の振れ幅の大きさから心惹かれる魅力が生まれます。

逆に何のエラーもなく、王道を歩いてきた「エリート」は、キズの無いピカピカの経歴で、一見華やかに見えますが、表層的で深みはありません。

もちろん、そのチャレンジがあまりに無謀で、成功の可能性が低いと思うなら、別の方法でのチャレンジにシフトする柔軟性も必要です。あまりに無計画だったり、懲りない人は、夢を語っても相手にされず、愛想を尽かされることもあるでしょう。

しかし、負けても、負けても、あきらめないで、手を変え品を変え、何度でもチャレンジを繰り返し、いつまでも前向きに夢を追い求めて懸命に努力している人は、誰もが応援したくなります。

エラーを許さない減点法の人事評価をしていると、官僚的な人材が増え、リスクを取らないで責任を人に転嫁するような事なかれ主義になっていきます。せめて自分や自分の周りにいる人たちは、そうならないで「敗者復活」にチャレンジできるチャンスを持ち続けたいものです。

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※このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年7月31日の記事から転載したものです。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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