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民進党は「顔」選びではなく、再生の「戦略」コンペを

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野田幹事長に続いて民進党の蓮舫代表が辞任されました。稲田防衛相と同日の辞任というのもなにかの縁でしょうか。ところで安倍内閣の支持率下落は、総理悲願の憲法改正を困難にしただけでなく、状況によっては次の総選挙で過半数を割る事態すら想定されます。とくに女性の安倍内閣離れは支持率回復の困難さを物語っているように感じます。

「安倍離れ女性顕著…支持率30ポイント下落 : 世論調査 : 読売詳報_緊急特集グループ : 読売新聞

しかし民進党は、この安倍離れ、自民離れが起こっているにもかかわらず、受け皿の役割を果たせていません。本年に入ってからの内閣支持率政党支持率、自民党と民進党の政党支持率に加えて「支持なし、わからない、答えない」の回答率の推移をグラフにしてみました。現在の民進党が置かれている状況がよくわかります。ちなみに、データはテレビ朝日「報道ステーション」の世論調査結果です。

支持率推移
政党支持率推移グラフ|世論調査|報道ステーション|テレビ朝日 :

ざっと傾向を整理してみると次のようになるのでしょうか。ちなみに、固定電話で質問する世論調査では高齢者の意見ばかりになると誤解している人がいらっしゃいますが、ほとんどの世論調査は携帯やスマホも対象にして実施していることはいうまでもありません。

①本年当初から内閣支持率は下落傾向にあった
②自民党支持率が3月から低下しはじめた
③5月を境に、内閣支持率も自民党支持率も急落している
④民進党支持率は低いままでほとんど変化していない
⑤「支持なし、わからない、答えない」が3月以降増え、7月には内閣支持率を超えた

つまり、内閣も、自民党も支持できない、しかし民進党や他の野党を支持できず、行き場を失った「支持なし、わからない、答えない」がどんどん増えてきているのが現状です。

つまり、安倍内閣だけでなく、与野党ともに政党の行動と有権者の意識の間にギャップが生まれてきているということです。ビジネスでいうなら、商品やサービスを供給する側と消費者側のズレが生じてきている状態になっています。

安倍内閣、自民党、民進党のいずれのお店の売り場に行っても欲しい商品が並んでいないのです。しかし自民党は昔からのなじみ客を抱えているので、下がったとはいえ、7月時点でも36.1%の支持率です。

民進党はかろうじて支持者を残しているとはいえ、政権交代ができるにはほど遠い存在のままで、この支持率で言えばさらに議席を失うことは陽の目を見るより明らかです。だから沈みゆく泥船から逃げ出す動きがでてきても当然です。政治家として生き残ろうとするなら、求心力よりは遠心力が働いてきます。

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