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【モバイル・オーダー&ペイ】、米国で調査すべき外食チェーン5つのモバイル注文は!?

170724@パネラブレッド

■モバイル・オーダー&ペイが日本で急拡大するのは時間の問題だ。モバイル・オーダー&ペイとは、アプリ経由で注文と決済を事前に済ませておくことでレジ行列に並ぶことなく店頭で商品を受け取れるサービスだ。

アメリカでは3大宅配ピザチェーン(ドミノピザ、ピザハット、パパジョンズ)が早くからモバイル・オーダーを展開している。ピザハットによると昨年は半数近くの注文がネット経由であり、30%がモバイルからのオーダーだった。全米に2,000店近くのベーカリーカフェを展開しているパネラブレッドも先月、直営店のデジタル経由の売上が26%に達していることを発表している。パネラでは売上高の3分の1がデジタル経由の注文になるとしているのだ。

コーヒーチェーンのスターバックスではモバイル・オーダー&ペイの成功が皮肉にも客数減を招いていた。スターバックスの繁盛店1,800店ではモバイル・オーダー&ペイがピーク時に20%以上となって店舗オペレーションを圧迫しているのだ。通勤時など忙しい時間帯にモバイル・オーダーが殺到するためバリスタがその対応に追われ、レジに並ぶお客の接客が遅れがちになってしまうのだ。

 モバイル・オーダー&ペイは日本でも拡大することが予想されるため、外食業界にかかわらず小売業界の実務家も視察時に確認しなくてはならない。モバイル・オーダー&ペイを視察中の昼食等で実際に試してみるのだ。必ず確認しておくべき5つのモバイル・オーダー&ペイを挙げておく。

一つ目は、着席したテーブルからアプリ経由で注文・決済し、メニューをテーブルまで運んでもらう「オーダー・フロム・マイ・テーブル(Order From My Table)」を行っているパネラブレッドだ。店に入ったらレジに並ばず、着席してそこからオーダーするのだ。

2つ目はチックフィレのモバイルオーダー&ペイ・アプリの「チックフィレ・ワン」。アプリを使って移動中に注文を行うのだが同社のジオフェンシングで画面が変わるところに注目してもらいたい。

3つ目はスターバックス。可能ならばマンハッタンにあるスターバックス繁盛店でピーク時(朝の通勤時)にモバイル・オーダー&ペイで注文し、バリスタ対応を確認する。

4つ目は日本でも未だ行列のたえないシェイクシャックだ。シェイクシャックのモバイルオーダーではピックアップ時間の指定ができるので、例えば朝のセミナーでモバイルオーダー&ペイの実演が可能となる。

5つ目はマクドナルドだ。同社は年末までに国内の約1.4万店にモバイル・オーダー&ペイを導入すると発表している。日本を含む海外店約6,000ヵ所でもモバイル・オーダー&ペイの導入を進めるのだ。日本のマクドナルドでモバイル・オーダー&ペイが始まれば、競合他社も一挙に追随する可能性があるのだ。その前に確認しておくべきだろう。

 アメリカに来ることはあまりないからこそ、朝食やランチなどでも無駄なくアメリカの最新事情を確認すべきなのだ。

トップ画像:パネラブレッドのアプリ「オーダー・フロム・マイ・テーブル(Order From My Table)」は、テーブル番号の入力に注文&決済でメニューをテーブルまで運んでくれるのだ。モバイル・オーダー&ペイは日本で人手不足の問題の緩和にもなるだろう。

17年6月23日 - 【パネラブレッド】、モバイル注文1,100億円!米国より5年〜10年遅れているに不快感?
17年5月30日 - 【モバイルオーダー&ペイ】、2020年訪日外国人年間4,000万人台でYOUならどうする?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。当社の「最新!リアルとネットが融合するオムニチャネル戦略コンサルティングセミナー」では3つのカリキュラムを含んでいます。朝に行うコンサルティングセミナー(実地演習を含む)と店舗視察、そしてモバイル実演です。モバイルを使ったデモンストレーションではクライアント参加者に実際にアプリを使ってもらい買い物をします。

アメリカではモバイルショッピングが常識になりつつあります。で、店舗視察時の移動中、バスなどの車内からモバイルオーダー&ペイを行なったりしています。チックフィレやシェイクシャックなど人気店で長いレジ行列に並ばなくても注文を受け取れるのです。モバイルオーダー&ペイをツールとして活用することで時間の節約になり、日程をスムーズに進めることにもなるのです。モバイル・オーダー&ペイを体験したことのないクライアントには驚きと感動で、かなりのインパクトになります。ただひとつポイントがあります。

それは...
 多くのモバイル・オーダー&ペイが大量注文には対応していないことです。したがって「最新!リアルとネットが融合するオムニチャネル戦略コンサルティングセミナー」も参加人数を20名までと制限しているのです。

16年11月28日 - 【オムニチャネル】、世界最先端のショッピング事例!ショッピング革命は大袈裟でない?
16年11月29日 - 【オムニチャネル】、近未来のショッピング事例2!未来は体験しない限り理解できない?

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