記事

「体に優しい免疫治療;副作用はありません」がどれだけいい加減か オプジーボ;免疫治療の副作用71%! 

メドレーの記事です。悪性黒色腫にオプジーボを使った人の71%に有害事象、疲労・かゆみなど

Journal of Clinical Oncologyというがんの世界では超1流誌に載った論文の解説。あの民間とんでも免疫治療組織の言葉

「体に優しい免疫治療;副作用はありません」

どれだけいい加減かがわかる内容です。

免疫治療について今まで書いてきていますが(例1)2)3)4))、がん免疫治療は別の言葉で言うと「自己免疫誘発治療」、もっとひどく言うと「膠原病誘発剤」と同義です。副作用は出て当たり前です。ただそれも今までの抗がん剤の副作用と同じように症例を積み重ねることでコントロールできそうだということ、そして一般の抗がん剤より(今後はわかりませんが今の段階では)重篤な人が少ないことは事実です。

特にイメージして欲しいのは血液内科における幹細胞移植(骨髄、末梢血幹細胞、臍帯血)。白血病を治癒させてくれるのですが、副作用としてGVHD(入れたリンパ球や幹細胞から分化したリンパ球が白血病以外の体を攻撃するという副作用)があります。もちろんその副作用で命を落とす方がまだいるのですが、昔に比べかなり減ってきています。そして移植という激しい治療(抗がん剤、放射線)に伴う死亡率も減ってます。(半年以内にお亡くなりになる治療関連死亡率が20%から10%に)

そう副作用管理という医療も本当進歩しているのです。だからこそ標準治療を受けないことはもったいないのです。

さらに副作用を減らそうと医療はさらに進んでいます。それこそ抗がん剤が使われない時代もくるかもしれません。(ホジキン病にPD−1関連(オプジーボなど)、リンパ腫にリツキサン、骨髄腫・リンパ腫にレブラミド、ポマリドミド(iMID;抗がん剤?)、ポテリジオ(CCR4抗体)など)

だからこそ以前も書いているのですが、巷の免疫のことを何も知らずに金儲けだけしようとして、いざとなったら個人の希望でしたと責任を取ろうとしないで放り出す、民間のとんでも医療組織に騙されないようにしてください。

あわせて読みたい

「医療」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    配達が無言 ヤマトAmazon撤退で

    山本直人

  2. 2

    覚悟ない子連れ議員にがっかり

    宮崎タケシ

  3. 3

    国民を馬鹿にした昭恵夫人の一言

    天木直人

  4. 4

    慰安婦の日制定で日韓合意は破綻

    木走正水(きばしりまさみず)

  5. 5

    子連れ登院の目的に抱いた違和感

    井戸まさえ

  6. 6

    事故物件の住人が明かす恐怖体験

    AbemaTIMES

  7. 7

    詩織氏に届いた女性からの非難

    女性自身

  8. 8

    山尾氏の集団的自衛権=悪は危険

    篠田 英朗

  9. 9

    森友問題 朝日は学校名を捏造か

    和田政宗

  10. 10

    乳児連れ議会への批判はおかしい

    駒崎弘樹

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。