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安倍総理、国会から逃げるな! 臨時国会を召集して、憲法第53条を守れ!

 7月2日投開票で行われた都議会議員選挙は、自民党が現有議席57の半分にも届かず、過去最低の38を10以上下回る23議席と歴史的大敗を喫しました。その一方で小池知事を代表とした地域政党、都民ファーストが55議席と大躍進、一躍都議会第一党に躍り出ました。

 自民党敗北の最大の要因は安倍一強体制の下での驕り切った政権運営と身内びいき&隠蔽体質に対して都民の怒りが爆発したことでしょう。

 通常国会での森友学園、加計学園問題での不誠実な対応、共謀罪の審議でのルールを無視する強引な国会運営など安倍一強体制での弊害は枚挙にいとまがありません。

 特に都議選告示前後に発覚した萩生田官房副長官が加計学園問題に関与したことを示す文書が明らかになったことや、下村幹事長代理の加計学園からの闇献金疑惑が週刊誌に報じられたこと、加えて、稲田朋美防衛大臣が自民党候補の選挙応援で「自衛隊として…お願いしたい」と発言したことが選挙結果に大きな影響をもたらしたことは間違いありません。また、加計学園問題などに対する批判を恐れて都議選の応援で街頭に出ていなかった安倍総理が最終日に秋葉原で行った街頭演説は、聴衆の約500人が「安倍辞めろ」「安倍帰れ」などの批判的なコールを繰り返す尋常ならざる事態になりましたが、この映像がニュースで流されたことも結果に少なからず影響を及ぼしたと考えられます。

 都議選の結果が出るまで野党4党による前川喜平前文部科学事務次官の証人喚問を含む臨時国会開会の要求に見向きもして来なかった自民党も、流石に観念したのか一転して前川氏を参考人とする集中審議に応じて、本日10日に文部科学委員会・内閣委員会の合同審査という形で開催することとなりました。

 しかし、そこには安倍総理は出席いたしません。ご承知の通り、先週からG20の会議に出席、その後も外交日程があり帰国が12日になるということで、10日の集中審議に安倍総理は出席しないのです。

 加計学園の獣医学部新設について文科省に対して総理の意向を忖度して実際に圧力をかけたのは萩生田官房副長官など安倍総理自身では無かったとはいえ、安倍総理に向けられた疑惑であり、都議選の結果からも国民の多くが安倍総理は説明を果たしていないと感じているのですから、国会に出て来てきちんと説明責任を果たすべきだと考えます。

 この一回限りの集中審議でお茶を濁した形にしてはならず、双方の言い分が相反している場合には、一方のみでなく両当事者を偽証罪に問われる証人喚問に呼んで、真相を明らかにする必要があると考えます。

 安倍総理は後ろめたいことが無いのであれば国会に出て正々堂々と国民への説明責任を果たすべきです。

 野党4党は憲法第53条の規定に基づいて臨時国会の召集を求めています。憲法第53条には「いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」とあります。つまりは、安倍総理に召集するか否かの選択権は無いのです。国権の最高機関である国会からの要請に内閣は応えないとならないのです。

 安倍総理、逃げるのは止めて下さい。北九州の豪雨災害、北朝鮮のミサイル発射など緊急に対処すべき課題もあります。

 直ちに臨時国会を召集することを求めます。

民進党は、解党的出直しをすべきだ!

 都議会議員選挙で民進党は、自民党VS都民ファーストの構図の中で埋没してしまい現有議席7に届かず5議席に終わりました。

 結果を受けて民進党東京都連の松原仁会長は辞任を表明しましたが、党の役職者は誰もこの選挙の責任を取っておりません。

 選挙前に離党者が続出し、当選可能性の高い人程、都民ファーストに行ってしまったので、選挙戦が始まるまでは取れても1か2議席、最悪0議席もあり得ると言われていただけに5議席取れて負けはしなかったと考える人もいるようですが、私はそうは思えません。やっぱり最悪の結果であったと思っています。

 蓮舫代表が辞任したからといって問題解決になるとは考えていませんが、だからといって誰ひとり責任を取らないようでは、国民の信頼どころか民進党支持者の信頼も失ってしまうと感じています。

私は今回の結果を党存亡の危機だと考え、選挙の結果が出た翌日直ぐに、岸本周平議員、井坂信彦議員、福島伸享議員と私の若手4名で都議選の総括を行うための両院議員総会の開催を求める申し入れを野田幹事長に行いました。

 都議選の結果がどうであれ、国政では野党第一党は民進党であることに変わりはありません。その民進党が国民の信頼を勝ち取れなかったら安倍政権の暴走を止めることは出来ません。民進党には内輪揉めなどしている余裕はありません。離党者を大量に出したことは全国会議員の責任だと考え、党改革党内刷新を速やかに行う必要があります。

 安倍政治から民主主義を守るために野党第一党の民進党の改革に全力を尽くして参ります。

小池都知事、都民ファ代表辞任!

 無所属、推薦で当選した元民進の候補を追加公認して55名の都議会第一党に躍り出た都民ファーストの会ですが、結果が出た翌日、小池百合子都知事が代表を辞任し、小池知事の側近で幹事長を務めていた野田数氏に代表を交代しました。

 二元代表制の地方政治において、知事が代表を務める党が第一党になってしまったら行政をチェックするという議会の役割を果たす事が出来なくなるのではないかという当たり前の批判を交わす為でありますが、詐欺に引っ掛かったようなものだと感じている方も少なからずいるのではないでしょうか?

 小池知事は政治キャリアも長い方ですから、首長が代表を務める政党など二元代表制の下ではあり得ないと当初から思っていたのかもしれません。ただ、選挙で勝つためには背に腹は代えられないと思い、自らの人気を各候補に結び付けさせるために自らが代表に就いたのでしょう。そして、選挙で勝つという目的を達成したので代表を退いたのでしょう。

 都民ファーストに投票した方々はこれでも良かったのでしょうか?本音のところを伺いたいです。

 いずれにしても、二元代表制の地方議会に与党も野党もあり得ません。全ての議員が知事に対しては是々非々であるべきだと思います。議会は行政の暴走を止める役割があります。この行政のチェック機能を果たすことが出来な議会は我々有権者の代表とは言えないのではないでしょうか。都民ファーストという政党が都議会でどのように振舞うのか注視して参りましょう。

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