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IPOの本当の意味をご存知ですか?

先ず、一般的な説明です。IPOはInitial Public Offeringの略、新規公開株のことです。最近ではブルーエプロン(食材配送サービス)があります。下が日足チャートです。


ブルーエプロンがニューヨーク証券取引所にデビューしたのは6月29日、初取引の株価は公募価格と同じ10ドルでした。その日の高値は11ドル、しかし失速して10ドルで初日の取引を終えました。見てのとおり、その後の値動きは低迷し、金曜の終値は公募価格を大きく下回る7ドル73セントです。

もう一つ最近のIPO例を見てみましょう。


スナップチャットでお馴染みのスナップ・インクです。スナップの公募価格は17ドル、3月2日にニューヨーク証券取引所に上場され、初取引株価は24ドルでした。その翌日、株価は29ドル44セントを記録しましたが、結果的にはそこがピークとなり、現在の株価は公募価格とほぼ同様の17ドル19セントです。

たった二つの例を見ただけで、「IPOは儲からない」と断言するつもりはありませんが、IPOと聞くたびに思い出すのは、チャック・ジャフェ氏がマーケットウォッチのコラムに書いたIPOの定義です。
IPOの3文字は、It's Probably Overpriced.(それは、おそらく割高だ)から取ったものだ。
冗談のような定義ですが、名言だと思います。ジャフェ氏がコラムで指摘しているように、IPOには三つの大きな目的があります。

  1. 新企業に必要な資金を与えること。
  2. 企業の創立者に褒美となる報酬を与えること。
  3. 新規公開に関与する金融機関が儲けること。
儲けるために、証券会社は公募価格を可能な限りつり上げ、前評判を高めるためにマスコミを通してプロモートも行われますから、上場初日の株価は既に割高になってしまうのは当然のことです。
今日、フェイスブックは投資家の間で大人気の銘柄です。時価総額は4389億ドル、石油会社エクソン・モービルを上回る巨大企業に成長しています。フェイスブックが上場されたのは2012年5月、公募価格は38ドル、初取引株価は42ドル5セントでした。しかし、下のチャートを見てください。

42ドル5セントでスタートを切ったのは良いのですが、4カ月後には株価は半分以下の17ドル55セントを記録しています。もちろん、公募価格も大きく割っています。結果的に、株価は2013年8月に42ドル5セントに戻りましたが、上場初日に買った人たちは、1年と3カ月にわたる資金の塩漬けとなりました。
もう一度IPOの定義を書きます。
It's Probably Overpriced.(それは、おそらく割高だ)

(参照した記事:IPO stands for ‘it’s probably overpriced’

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