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あの女子医大でも赤字 ていうか補助金なければ病院経営なんて赤字のビジネスモデル

週刊現代記事です。(赤字22億円!名門・東京女子医大が「危機的状況」に陥っていた 職員向け「決算報告書」をスクープ入手)そしてあの上先生が解説されています。(赤字22億円「東京女子医大」の危機的状況 2年間で19万人も患者が減った

私は
1 補助金がなければ基本赤字の診療報酬
2 病院経営を素人がやるとかえって逆効果

この2点で思っていることを書きます。

1 みなさんご存じないでしょうが、今の保険医療制度では救急含め重症患者を診れば診るほど病院は赤字になります。ではなぜ救急などが成り立っているのか。それはある一定条件を保つと救急指定病院の宣言をすることで自治体から補助金がもらえるからです。お金で救急医療を維持する方法、でも今のやり方は正直機能していません(1)(2)昔(2013年!)書いた3次救急の受け入れ不能問題もこんなことが原因でした。そして医師の少ない埼玉は特に問題です。(それこそ補助金だけもらって患者を診ていない病院もあるとのことです。)

救急の補助金と同様に、大学病院には高度な医療を行うということで特定機能病院という補助金がつきます。高度な医療はお金がかかります。そう補助金なしでは特定機能病院はなかなか利益が出にくいビジネス形態なんです。だからこれがなくなった女子医大病院は正直経営的に火の車なのです。(それこそ今は群馬大も大変です。)

2 経営を良くするため、病院は儲かりやすい保険点数が高い医療を多く実施したり、ある条件をクリアすれば補助金が付く医療に重点を置くことが多くなっています。(手術、外来化学療法など)まあそれもある程度は仕方がないことで医療者がなんとかうまくできる経営努力です。

でもそれ以外の人事だとか経営の効率だとかは経営のプロではない医療者はそれほど上手じゃありません。まして扱う人事が医師や看護師という特殊な人材。会社経営のプロは医療者の特性をあまり知りません

待遇が気に入らなければ今の医療者の雇用市場ではさっさと辞めていきます。そこに女子医大という名門という看板は通用しません。この記事の人事含めた経営方針は本当医療者に反感をかったのでしょう。そして人がいなくなればその病院は廃れるのみです。それを事務方がわからないと悪循環は続きます。だから以前聖路加は頑張っていると書いたのです

まとめ
医療を良くするために何をしなければいけないのか。

患者の命を守るためには病院が赤字にならないようにすることは必要条件です。そう真面目に正しい医療を行えばしっかり病院が儲かるように点数を変える必要があります。医療費の消費税も取るようにすべきです。(今医療の材料費には消費税がかかり、患者さんの医療費には消費税がありません。だから病院はどんどん赤字に)

だって病院が儲からないと新たに人なんて雇えません。医師だってバイトに行かなきゃ東京でまともに暮らせません。そう考えると赤字の病院に働き方改革なんてできるわけがありませんし、結果安全な医療はできません。

ただ今東京ではすでに患者の奪い合いが始まってきているとのこと。私が一番恐れているのは病院が潰れないために下手すると無意味な医療が横行する可能性です。あの生活保護患者を食い物にした病院のように

公共の福祉と割り切ることも一つの考えです。だって補助金の投入はすでに行われているのですからもっと効率的にやればいいのです。まあ行政の介入(税金の投入)がなければ今後病院の倒産はどんどん広がっていくと思われます。

と言いながら今回の女子医の経営者が従業員に出した手紙は半分脅しの可能性もあるんですけどね。

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