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音喜多さんが幹事長じゃないの?小池知事代表辞任に続き注目の都民ファースト人事

えっ?都民ファーストの会・東京都議団の幹事長って音喜多さんじゃないの?

都民ファーストの圧勝によって幕を閉じた東京都議選だったが、翌日の小池都知事の辞任により、「この党の軸はどこに行くんだ」と、さらに注目を集めるところになった。

東京都議会における会派、「都民ファーストの会 東京都議団」は選挙前5人会派で、知事選の際から小池都知事を応援した「ファーストペンギン」と呼ばれる「かがやけTOKYO」所属だった音喜多駿 都議(元みんなの党・北区)、上田令子 議員(元みんなの党・江戸川区)、両角譲 議員(元みんなの党・八王子市)の3人、さらに自民党を離党した山内晃 議員(元自民党・品川区)、木村基成(元自民党・世田谷区)が加わり5人となっていた。

この会派の代表者である幹事長は音喜多駿 都議であり、都議選前後の報道を見ていても、有権者の多くは、「この音喜多議員が都民ファーストの会の都議団の顔なんだ」と理解していたのではないかと思う。
こうした有権者的な視点で考えれば、「この音喜多さんが幹事長を務める会派に今回受かった55人が入るんだな」という事になるだろうし、「幹事長は当然、音喜多さん」という理解になっているのではないかと思う。

有権者の多くからすれば「都民ファースト」というのは「小池さんの党」であり、中には小池知事が代表になった事で投票した人もいるだろう。
そして「都民ファースト」の次の顔と言えば、都議団幹事長の音喜多議員だったわけだが。
しかし、そんな単純な話ではないのが政治の世界だ。

圧勝で55人に増えた都民ファースト所属議員の内訳

図表: 都民ファースト当選議員、出身政党等一覧
170705コラム 図表1
出展: 高橋亮平作成

今回の都議会議員選挙で当選した都民ファースト公認議員は、追加公認を含めると55人。
都民ファースト候補の出身政党については、5月時点の公認推薦候補について『都民ファースト候補(公認42・推薦36)の最大勢力は公明党の23人に一変。元民進は15、元自民は10』(https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashiryohei/20170516-00070985/)も書いたが、改めて当選した都議会議員で見てみたいと思う。

当選後最も多くなったのは26人を占める議員経験のない希望の塾出身の新人となったが、逆に言えば、半数以上の29人はいずれかの政党に属した議員経験者という事になる。
その中で一番多かったのは、現職都議5人、元職都議4人を含め12人となった元民進党である。
次いで現職2人を含めた10人の元自民党。
元みんなの党のかかがやけTOKYO出身の現職都議3人。
元職都議1人の元維新の会。
都議1人を含めて3人の無所属。
という構成になった。

こうした寄り合い所帯の状態になった構成でどう折り合いをつけていくのか、誰がリーダーシップを発揮するのかに個人的には関心がある。

最多期数で言えば無所属だった大津浩子都議が5期

図表: 都民ファーストの会公認都議一覧(現職・元職)
170705コラム 図表2
図表: 高橋亮平作成

選挙中に、『45〜48議席で圧勝の都民Fの中心は元自民、元民進、それともあの人?議席と同時にリーダー選出が重要』(https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashiryohei/20170701-00072782/)にも書いたが、議会の中では、役職を決める際には期数が重視されることが多い。

まぁ、「そういった政治の常識に捉われないで都議会に新しい常識を作るのが都民ファーストだ」と言われてしまったら、そこまでだが、「旧来的に考えたら」といったところも紹介しておきたいと思う。
今回、都民ファースト公認都議の中で最も期数が高くなったのが、5期になる大津浩子 議員(元無所属・渋谷区)だ。

今後、最重点となる人事は、都民ファーストの会・東京都議団の代表である幹事長と、議長・副議長という事になるだろうが、特に議長については、期数が多い議員が担うことが多い。
過去に民主党が第1党だった際には民主党から議長を出していた事から考えると、都民ファーストから出すという事なるだろうが、そうなると、この大津議員、もしくは4期の尾崎大介 議員(元民進党・北多摩3区)と石毛茂 議員(元民進党・西東京市)辺りがつく事が予想できる。

もう一つは、都民ファースト推薦候補としても都議選に挑んだ友党となる公明党に譲るかといった所になるのではないだろうか。
ちなみに公明党の期数についても上位を紹介しておくと、藤井一 議員が今回で7期、中島義雄 議員が6期という事になる。
個人的には正副議長のどちらかについては公明党に譲る可能性はあるのではないかと思う。
議席数から言えば、公明党と自民党は23議席で並ぶ事にはなるが、議会改革を掲げたこの選挙で、終わってみて自民党に副議長を譲るという事は、さすがにないだろう。

都民ファーストの会・東京都議団の幹事長は誰の手に?

予想が難しいのが会派を代表する幹事長の方だろう。
冒頭でも紹介したように、一つの可能性としては、今まで通りという事で、音喜多 議員が引き続きやる可能性もゼロではない。
一方で、可能性が高い選択肢は、野田数 都民ファーストの会代表の補佐につく伊藤悠 元都議(元民進党・目黒区)、増子博樹 元都議(元民進党・文京区)ではないかと思う。
年齢的なことも考えると、増子 幹事長、伊藤 政調会長という可能性は結構な割合であるのではないかと思っている。

選挙は推薦候補として戦ったものの当選後、追加公認とはいえ公認になった事を考えると、現職都議が最も多い元民進党の最多期数である4期の尾崎 議員や石毛 議員。
元民進党で現職唯一の公認だった3期の小山有彦 議員(元民進党・府中市)もその候補の1人ではあるように思う。

こうした個人的に誰が、という事ももちろんだが、都民ファーストの当選議員を出身別に見るとその多様性は明らかであり、「ファーストペンギン」と言われる音喜多 議員、上田令子 議員、両角譲 議員のグループ。
また現職自民党都議でありながら離党して加わった山内晃 議員、木村基成の2人。
知事選の際から小池知事を応援し自民党を離党した7人の侍と言われるグループ。
民進党を離党した現職だったグループ。
そして野田数 代表に近いと言われる元民進党の現職グループ。
希望の塾から初当選した政治経験のないグループといった、各グループ間をどう融合させていくのかは、非常に注目されるところでもある。

まずは会派代表を中心とした会派役員人事。
そして臨時議会での正副議長人事から始まる委員長人事なども含めた議会人事。
今後の都民ファーストの行方を占う上でも重要なポイントとなる。
都民の皆さんには、選挙が終わっても、引き続き都議会に注目してもらいたい。

図表: 都民ファーストの会公認都議一覧(新人)
170705コラム 図表3
図表: 高橋亮平作成

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